夫の不倫疑惑再び 感情をコントロールできていれば防げた悲劇

  • LINEで送る

前回は、夫の不倫疑惑発覚!自分の中のどす黒い怒りにおののいた日。で自分の中からものすごい怒りの感情が湧き上がってきた時のことを書きました。

実は、不倫の話には第2弾があるんです。

人を疑うべきか、疑わざるべきか。

試される時って、あるんですね。

そして、普段から感情のコントロールができていれば防げたんじゃないか、と思われる悲劇的なエピソードもあるんです。

今回も、不倫された側の話にお付き合いください。

 

以前埼玉県に住んでいた時のこと。

私たち家族は、舅が亡くなった時に住んでいた茨城県から、1学期の終わりに埼玉に引っ越していったばかりでした。

その日は、気持ちのよい秋晴れの日。

わたしは子供をつれて生け花のお稽古に行き、都心にある流派の会館で研究会に参加したんです。

 

終わった後、子供と一緒に地下の食堂で美味しいごはんを食べました。

食事が終わって店を出て、お手洗いにも行って、さあ帰ろうかという時に、携帯から電話の着信音が聞こえ始めました。

知らない番号からだったのですがとりあえず出てみると、茨城で子供が通っていた幼稚園のPTA 活動でご一緒した、Hさんのご主人でした。

「突然ご連絡して申し訳ないんですが、どうしても確認したいことがありまして。少し、時間もらってもいいですか。」と言われて「どうぞ」と促すと思いもかけない話を聞くことになりました。

 

妻の不倫相手は、もしかして・・・

最初に確認されたのは「ご主人は、携帯を2台持っていませんか」ということでした。

大変失礼な質問をして申し訳ないが、どうしても確認したいことがあるので教えてほしいと言われました。

主人は携帯を2台持っていました。

亡くなった舅の携帯と本人の携帯です。

2台持ってます、と答えると、片方はこの番号ではないか、と電話番号を聞かされました。

外出先で、つれあいの机の奥かどこかにあるはずの舅の携帯電話を探すこともできず、そもそも舅の番号を覚えていなかった私は「今すぐには分からない」と答えました。

なぜそんなことを聞くのかと尋ねると「恥ずかしい話だが、自分の妻の浮気相手の電話番号だ」というのです。

「確か赤ちゃんがいたと思うんですけど、違いますか?」と聞くと

「そうです。子供はまだ小さいです。だから、まさかうちのがそんなことをするなんて考えたこともなくて。。。」

自分は佐川急便の配達員で、朝から夜遅くまで仕事をして不在になりがちだから、寂しかったんじゃないかと思います、とかみしめるような口調で言うのです。

それで、どうして私に電話を下さったんですかと聞くと、さっきの番号が私の電話番号の一つとして登録されている、と言うではないですか!!

とんでもない濡れ衣です。

わたしの苗字は「あ」から始まるので、携帯の連絡帳の一番最初に表示されていたのでしょう。

電話をかけやすいように、そしてカモフラージュの意味もあって、私の番号として登録したのかなと思いました。

なのでそう伝えたのですが、続く質問の答えに詰まってしまいました。

「ご主人は、茨城に出張されたりしませんか?」

出張されたり、します。。。

当時主人は、月に1回程度、泊りがけで茨城出張がありました。

急な出張ではなく事前に予定が決まる出張で、車で出かけていましたので、仕事の後ならどこにでも行けます。

しかも、出張先はかつての職場のある、子供が通っていた幼稚園のある自治体なのです。

「そうですね。時たま、仕事で行きますね。」

「・・・。そうですか。実は、うちのが浮気してることがわかって、問い詰めたんです。

でもあいつ、絶対相手の名前を吐こうとしないんです。だからどうしても相手のことが知りたくて、電話しました。

こんな事を聞くのはすごく失礼なんですけど、妻の不倫相手は、もしかしてご主人だ、っていうことはないですかね。。」

 

どす黒い怒りを暴走させたために起きてしまった悲劇

白か黒かといえば、状況はまさに、グレーな感じです。

疑わしいといえば疑わしい。

でも、白とも黒とも断定することはできません。

「うーん。。何か他に、その男性が主人かどうか、確かめる方法はないですかね。」と聞くと

音声が録音してあると言うではないですか!

一体どうやって録音したものか分かりませんが「今妻の携帯から再生するので、自分の携帯のマイクを通じて聞いてください。」と言われ、音声が流れてきました。

実際に音声を聞くと、話している内容は全然わからなかったのですが、その男性の話し方がひどくなまっていることだけはよくわかりました。

私は地方の出身で、つれあいが時折その特徴あるなまりを真似したりもするのですが、やっぱり地元の人間の話しぶりとは違います。

しかも、茨城なまりで話しているところは聞いたことがありません。

つれあいは東京出身なので、そこまでなまることはできないと思います、と伝えました。

「そうですか。。わかりました。」とHさんのご主人は、絞り出すように言い

「どうしても相手のことを言わないので、実はお盆で親戚が集まった時に、不倫のことを暴露したんです。

皆に責められたら白状するかと思って。すごい修羅場になったんですよ。

それでも、言わないんです、どうしても。もうおれ、どうしたらいいのか。。(泣いている感じ)」

私は他人ですから冷静に話を聞いていられますが、その修羅場を想像すると、とても重苦しい気持ちになります。

これを悲劇と言わずして何というのか、と言う感じです。

自分の経験からして、Hさんのご主人がどす黒い怒りを体中にみなぎらせ、それを吐き出さずにいられなかったことは、想像できました。

だからこそ、話も一応きちんと聞きました。

ですが、その怒りのエネルギーは他人から見るとこんなにも破壊的なのかと、それは驚くほどで、本当は奥様と子供と仲良く楽しく暮らしたいはずなのに、それをどんどん壊していってしまうという矛盾に、本当に気の毒になりました。

相手が誰かわかったところで、相手を責めても仕方がないのです。

私もかつて、つれあいが連絡をとっていた相手のことを知りたくてたまらなくなりましたが、知った私は何をしたいのか?と考えた時、やっぱり知る必要はないと思いました。

相手に文句を言ったところで、つれあいの気持ちが自分に向くとは思えなかったからです。

それに、もしそういうことを実行したら、自分で自分を許せなくなってしまうだろうことも、想像がつきました。

大切なことは、自分の奥さんや子供と、この後どういう関係でいたいのか、ということだと思います。

この後も家族でいたいと思うなら、Hさんのご主人は、今とは正反対の態度をとるべきだったのでは。。。

そんなことを考え始めたとき「お母さん、もう帰ろうよー」と何度目だったか、子供に服をひっぱられてはっと我に返りました。

他人の人生に口を出すことは、私の仕事ではありません。

「これ以上協力できることはないと思います。がんばってください。」と電話を終えて、帰路につきました。

 

 

真実は?わたしのモヤモヤをどう晴らす?

帰り道も、電話の話について考えずにはいられませんでした。

きっとHさんのご主人は、毎日毎日そのことばかりが気になって、配達の仕事の合間にふと、相手と思しき人間に直接電話をかけるところまで追い詰められてしまったんですよね。

彼は一生懸命、生まれた子供と奥さんを幸せにしようと頑張って働いてきただけなのです。

私はHさん宅の場所を知っていたわけではないのですが、幼稚園の近くに新築の家があり、その家の車寄せに時折佐川急便のトラックが駐車してあるのを知っていました。

マイホームを建て、子供が生まれて、さあこれからがんばるぞーという時に起きてしまった出来事。

まさかそれが自分にまで影響してくるなんて、風が吹けば桶屋が儲かるってこういうことか、という感じです。

それにしても、どうやって自分の心のモヤモヤを晴らせばいいのか。。

心の中に、電話の件がずっとわだかまったまま数週間がたちました。

しばらくして、家族で出かけた時のこと。

電車が空いていて、私とつれあいが並んで座り、子供たちは向かい側に座っていました。

私は思い切って、「そういえば知り合いに、ユキコさんていない?」と、件の彼女の名前を出してみたのです(ここに書いたのは、仮名です)。

「ユキコ?ユウキならいるけどなぁ。。いたかなぁ。ちょっとまって」と携帯を取り出して、見ています。

私も隣にいるのをいいことに、遠慮なく画面をのぞかせてもらいました。

名前にも特に反応はなく、ごくごく自然な態度に思えました。

「でその、ユキコさんがどうかしたの?」と言うので、私は電話の件を話して聞かせたんです。

疑いを持ちながら過ごすのが、もういい加減いやになっていました。

「あの電話。。どっか引き出しの奥に入ってるぞ。俺がいたら、すぐ電話に出て誤解が解けたのに。気の毒だな。」

私のモヤモヤは、あっさりと晴れてしまったのでした。

 

アンガーマネジメントができていれば防げた悲劇

昨年知ったんですが、アンガーマネジメントというものがあるのをご存知でしょうか。

今回の出来事は、感情のコントロールの中でも、特に怒りをコントロールできなかったために起きたことだと思うんですが、この方法はその名の通り、怒り(anger)を管理(management)する方法なんです。

アメリカでこれを学び、日本で広める活動をしているのが安藤 俊介さんです。

友人が、アンガーマネジメントの講座を受講していると知って、おススメの本を紹介してもらいました。

しばらく前に読んだ本なので、記憶が曖昧なのですが、まずは自分がどんな時に怒り(イライラも含む)を感じたのかを毎日記録します。

そして、その時の怒りの度合いを最大10として、どの位だったかも書きます。

だんだん、自分が怒りを感じるシチュエーションが見えてくると、そういう状況を作り出さないよう、対策を練ることができますよね。これがまず1つ。

もう一つは、怒りを感じた時にどう行動するか、コツが書いてあります。

いくつかあったのですが私が覚えているのは、6秒間怒りを表に出さずに、だまっていること。

6秒って、怒りを感じている時に待つには、長いと思うんですよ、とっても。

しかも半端な数字で覚えていられそうもないな、と思ったので、私の場合は「怒りを感じたらゆっくり10数える」ことにしました。

最近は10数えるのを忘れがちですが、あっ、またすぐ怒りを放出してしまった、と少なくとも自分の怒りに気が付くことはできています。

 
もし、電話をくれたHさんのご主人が、少しでも自分の怒りをコントロールすることができていたら、状況はかなり違っていたのではないかと思います。

我がつれあいも、携帯電話を金槌で破壊されることはなかったかもしれません(笑)

皆さんもぜひ、お試しください。

大切なものを、どす黒い怒りの放出で壊してしまわないように、役立てていただけると嬉しいです。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

  • LINEで送る

コメントを残す


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください