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前回の投稿「金原瑞人さんおススメ!ナルニア国物語新訳がくれた幸せ」で、「私はアニメが好きだった」と書きました。
好きな作品は沢山ありますが、中でも田中芳樹さん原作の「銀河英雄伝説」は大好きです!
ヤン・ウェンリーの不器用な性格と旧作の声優さん、富山敬さんの声が大好物なんですよ~
ヤンを生んだ銀英伝はすごい
「銀河英雄伝説」は、wikipediaによると
「累計発行部数が1500万部を超えるベストセラー小説である。
1982年から2009年6月までに複数の版で刊行され、発行部数を伸ばし続けている」
作品です。すごいですよねー。
本編10巻、外伝4巻+アルファの長大な小説でありながら、ほぼすべてのエピソードがアニメ化されている人気作品。
もちろん原作も読みました!が、アニメで見る銀英伝には、また違う楽しみがあります。
2018年4月から、最初のアニメ化からはイメージを一新して、新しい作品になって帰ってきてくれました!
TOKYO MXで毎週木曜22:30からの放送を録画して、週末に見るのが本当に楽しみで^ ^
前回のアニメとの違いや原作との違いに心の中で細かなツッコミを入れながら見るという、マニアックな楽しみ方をしています。
どのキャラクターもそれぞれ魅力的ですが、誰が何と言おうとわたしの一番はヤン・ウェンリーです。
ヤン・ウェンリーって何者?
彼は、銀河英雄伝説の二人の主役のうちの一人準主役です。
※名無しの読者様からコメントをいただきました。原作の田中芳樹先生は「ラインハルトが主役。ヤンが準主役」とおっしゃっているそうです。知らなかった~!ありがとうございます。
銀河英雄伝説は二国間の戦争を通じて二人の生きた時代を描いています。
ヤンは自由惑星同盟軍、もう一人の主役ラインハルトは銀河帝国軍の軍人です。
まずはキャラクターのビジュアルからご覧に入れましょう。
最初のアニメ化の時(CV:富山敬)
今回のアニメ化(CV:鈴村健一)
ご覧いただければわかりますが、見た目はけっこう地味です。。
今回は、声も若返ってさわやかなイケメンになりましたけども(笑)
もう一人の主役のラインハルト・フォン・ローエングラムが金髪碧眼の美少年であるのとは対照的な、
ありふれた容貌の何人かわからない中年男性ですよね。設定では一応30歳だったはずです。
※年齢については読者の方からご指摘をいただきwikipediaで調べてみました。
正確には、物語に登場した時点では29歳でした。お詫びして訂正いたします。名無しの読者様、ありがとうございました!
ラインハルトが自ら幼年学校に入学し軍人としての栄達を志したのとは対照的に、ヤンは無料で歴史の勉強ができるからと士官学校に入学。
二人とも生涯の伴侶には恵まれますが、女性にはモテないのが唯一の共通点です(笑)
ヤン・ウェンリーは見た目地味だけど声が最高!
最初にアニメ化され、放映されていた時(ちょうど大学生でした)は、この作品の存在さえ知りませんでした。
いとこが「とにかくこのアニメは面白いから見た方がいい」とやけに勧めるので、まあ途中からだけど一回だけでもと見てみたんです。
最初に見たエピソードは、確かラインハルトが帝国軍の中でのし上がっていくお話でした。
腹黒い大人に囲まれつつも天才ぶりを遺憾なく発揮して、有無を言わさず昇進の階段を駆け上っていく姿はいっそ清々しい感じ。
いいぞいいぞ。痛快痛快!
対して次に見たヤンのエピソードは、主役の一人準主役とは思えない地味さ。
なかなか活躍させてもらえないしボヤきが多くて、扱いまで日陰者?あれれれー?っと最初がっかりしたんです。
でも戦闘指揮では抜群の切れ味を見せます。うわー!
そのギャップに、見事はまってしまいました。。見た目は冴えないのに、かっこいい!(失礼)
それに、声が富山敬さんだ!!(※新しいシリーズでは、鈴村健一さんです。若さと元気がマシマシに)
富山敬さんといえば宇宙戦艦ヤマトの古代進役が有名ですけれど、私の中ではヤンも相当なはまり役だったと思っています。
あのボヤキ。。余人にはマネできないリアリティです。いいなぁ。大好きだなぁ。また見たくなっちゃうなぁ。
ご本人のやさしさ、あったかさがもう隠しようもなくにじみ出ているというか。
アフレコ現場ではいつもタバコをふかしている寡黙な方だった、と昔本で読んだことがあります。
ヤンも本当に生きていれば(タバコは苦手そうだけど)同じように寡黙に歴史書を読みふけってるんじゃないかと(笑)
何だかイメージが重なるんですよね。
ヤン・ウェンリーの不器用さが、いいんです♡
ヤンのどういうところが好きなのかというと。
戦史には異様に詳しくて戦闘指揮ではものすごい才能を見せるけどそれ以外は普通未満、というわかりやすい不器用さです。
ただの歴史オタクじゃん、と言われればその通り。
でも、何か夢中になれるもの、これだけは他人に負けないものを持ってる人ってカッコいいですよね。
まあ実際家にこんな人がいたらもう色々邪魔な人なんじゃないだろうか、って思うんですよ。
- 髪はボサボサ
- 部屋は汚い
- お酒飲んですぐ酔っぱらう
- 寝坊する
- 暇さえあれば歴史の資料ばかり読んでる
- 好きな女性に告白する勇気がない
かなりイケてない感じ(笑)
権力者の前でうまく立ち回るなんて面倒だし媚びるのが嫌いだから、出世するのと同時にどんどん嫌われていく。困った人です。
困った人なんですけど、世界中探しても、ヤンにしかできないことがあるわけです。
そしてそれを期待された時に、普段の姿とは別人のようになって、きちんとやってのける。
その不器用でギャップの大きいところが、私にとってたまらなく魅力的です。
皆さんにもぜひその魅力を知っていただきたいですねー。
↓こちらは新シリーズの1枚目。画像が、美しい!特に艦隊戦の映像には、全然メカにときめかない私でもうっとり。
設定も、今の時代に合わせたリアリティがちゃんとあります。
富山敬さんがヤン・ウェンリー、堀川りょうさん(ベジータや服部平次)がラインハルト。
第1巻の最初の数十ページは歴史解説みたいになっていますので、パラパラめくってやり過ごしましょう。
読み始めは登場人物の多さと名前の難しさにくじけそうになりますが、すぐに慣れます。
第一巻を読み終えたあなたは、すぐ続きを読みたくてたまらなくなるはず。
だからもしお財布に余裕があれば、おススメは全巻買いです。間違いないです。
よろしければ、銀河英雄伝説つながりでこちらの記事もどうぞ。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
本当に原作読んでます?
ヤンは20代であることにものすごくこだわってますから
30歳だったはずなんてうろ覚えの知識で言ったら怒られますよ。
それと銀英伝の主役はあくまでラインハルトであると作者は公言してます。
彼の登場で始まり彼の死で終わる物語であり、
ヤンは準主役のライバルキャラであるとね
名無しの読者さん、コメントありがとうございます。しかもきちんと記事を読んでくださってのご指摘、嬉しいです。
20年以上前に読んだうろ覚えの記憶で書いてしまったことは、素直に反省します。wikipediaで調べてみましたが、物語に登場した時点では29歳だったようです。ご指摘の通り作中で30歳になるのを嫌がっていたことを勘違いして、30歳から登場したと記憶してました。
「銀英伝の主役はあくまでラインハルトであると作者は公言してます。」とのご指摘、原作者の田中先生がそうおっしゃっていたことは、記憶にありませんでした。ありがとうございます。
名記事ありがとうございます。
最近、図書館にあった漫画を読みだしました。
9巻まで読んだところでコロナ休館になってしまい悲しんでおりました。
今月からNHKでアニメが放送されるということで楽しみにしています。
ヤンは私の青春時代にこういう人になりたいと思い描いた理想像にかなり近い人物です。
昔、池田秀一さんと古谷徹さんと対談しました。
池田秀一さんは抑えて演技したとおっしゃっていました
古谷徹さんは嫌いなキャラクターで
銀河英雄の話はNGでした
声優は声を入れるのでなくて
心を絵に入れる仕事だと思います
銀河英雄本当に好きな作品ですね
好きなキャラクターで性格がわかりますね
私の友達は好きなキャラクターを
イワンコーネフと言っていました