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今日は子供が「学校いかない!お母さんの職場にも行かない!」と宣言して、リモートワークの日となりました。
「リモートワーク」って一度はやってみたいと思ってましたが、まさかこんな風に実現するとは。
不登校の子供がいる自宅で在宅リモートワークの様子と、やってみて改めて感じたメリットとデメリットをお伝えします。
1日の様子はこんな感じでした
午前中
リモートワークとはいえ、会社の営業時間の10:00に合わせて自分もスタンバイする必要があり、9:00すぎからぼちぼちメールチェック開始。
私が仕事をしている間、10時からは漢字ドリル2枚と算数ドリル2枚やるんだよ、と次女には言い聞かせておいた。
でも不安材料がある。。
今日は長女の林間学校明後の振り替え休日で、部活のない一日を満喫する気満々なのだ。
10時前は2人でビデオ鑑賞をしていたが、時間になったのでテレビを消させ、上の子には下の子の勉強が終わるまではテレビをつけたりタブレットをいじらないように伝えた。
次女は一応私の向い側に座って、ひらがなのドリルをやり始めた。
ン?漢字の予定では。。まあいいか。
「できたよー。」という声でドリルに目を向けると
それがまあ、ものすごーく適当なんである。
読めない字もあるし、思いっきりいい加減に書きました、これやるの超めんどくさいんですとその字が語っている。
「どうしたの、いつもきれいに書くのに今日は特に字の踊り方が激しいね。」と言うと
「だってめんどくさいんだもん。」と言う。
次女は何かにつけ「めんどくさい」と言う。
自分がやりたくないこと、好きではないことは全て「めんどくさい」のだ。
こんな時はいつも、「生きることはぜーんぶめんどくさいことだから、めんどくさいことほどちゃんとやろう。そのうちめんどくさいことが好きになるよ。」と言ったりするのだが、自分自身めんどくさがりだという自覚は大いにあるので、どの程度説得力があるものかは、怪しい。
あまりにも「めんどくさい」を連発されるとこちらも「ご飯作るのめんどくさいからやめようかな」などと言ってみる。
「だったらご飯買ってくればいいよ、コンビニかレストランに行こう。」と返ってきた。
「そんなお金のかかることはたまにしかできません。食べないしかありません。お米はあるから硬いままかじってください。」と言うと「やだ!それはだめ!」と言う。
こんなやり取りが、次女の手が止まるたびに延々と続く。
仕事はとっくに始まっているので、どんどんメールが入ってくる。
次々開いて、どう進めるか振り分けたいのだが、読んでいると話しかけられて、作業を中断。
読むことさえもままならない。。
長女も絡んでくる。
恋バナが始まったり学校の面白ネタを私に振ってきたりして、おーい!とツッコミたい気分に。。
しかし無視するわけにもいかず、一応ちゃんと聞いて最低限のリアクションをとる。が。
かあちゃんは仕事のメールの内容がさっぱり頭に入らないんですけど!!という状況は続く。。
仕方なく、とりあえず印刷してから目を通そうと思っていた書類の印刷だけでもすることにした。
でもここで、思いがけず時間がかかってしまった。PCはプリンタを認識しているのに、印刷準備ができない。ずっとスタンバイのまま。
やっと1枚印刷してくれたと思ったら、ドライバの更新。ハイハイ。さらに2枚印刷。
その間に、次女には何とかひらがなプリントを読める字で書かせ、算数のプリントにも手を付けさせたが、算数は1枚で終わりたいと駄々こね。。私の力が尽きた。
気が付くと、12時になっていた。
3枚書類を印刷したら、午前中が終わってしまったことの衝撃(*_*;
子供たちが「12時だよおかあさん、お昼ご飯今日なになに??」と騒ぎ出す。
全然仕事してないのに、昼飯を食べさせなくてはいけないという。。
徒労感いっぱいで食べる昼ご飯のタコライス。ああ。。
午後
午後はテレビゲームもおもちゃも動画も解禁した。
ようやく仕事が進むようになった!
最初は2人で時折けんかしながらゲームをしていたが、そのうち飽きたのか長女は図書館へ。
次女は一人でレゴを広げて遊び始めた。
レゴの次は、私のスマホで動画を見るという。
家で録画されているものでは飽き足らず、これまでのアイカツ!動画を色々youtubeで漁るのが楽しくて仕方ないようなのだ。
よく一人で踊っていたり、アイカツ!の歌を歌っていたりする。
今日は1時間弱、動画を見ていた。
3時になると「おやつ!お母さん、今日のおやつ何?」と騒ぎ出す。
私もコーヒーを淹れて休憩。
おやつの後は、再びレゴ開始。
4時ごろ私が仕事を切り上げて、リモートワークは終了した。
リモートワークのメリット
子供と一緒にいられる
これは不登校小1を抱える私にとって、最大のメリット。
子供がどういう状況でも、一応仕事ができる。
学校に行っていなくても、病気でも、駄々こねても、昼寝してても大丈夫。
これってすごい。
しかも私の場合「今日はリモートワークにさせていただきます」で通ってしまう。
ありがたい。本当にありがたい。
子供が一番リラックスできる環境で過ごせる
職場に行けば、私自身もある程度の緊張感がある。
子供だって小1ともなれば、そこが仕事のための場所で家とは全然違うということは、理解している。
自分が騒いだりしてはいけないとわかっている分だけ、多分かなり我慢しなくてはいけない場所なのだ。
だから、お母さんの職場に行きたくない、家にいると言い始めた。
コワーキングスペースに行ってみよう、とも誘ったが、だめだった。。
一生懸命調べてみたけど、子連れOKのコワーキングって少ないし、遠い。
そもそも稼ぎも少ないので、そういうところに毎回行くのはちょっと難しい。
やっぱり家で過ごすのが、子供にとっては一番リラックスできるのだ。
自分自身、落ち着いて仕事ができる
職場に行けば、私自身もある程度の緊張感がある、と書いたが、私は人とコミュニケーションをとる時に割と緊張してしまう。
家にいると、同僚や上司に気を遣わないでよいし、電話や他人の話声に気を取られることもない。
来客の対応をする必要もない(うちの会社には受付や秘書はいないので、その時対応できる人がやるスタイル)。
自分の仕事に集中できる。
会社のブログに投稿する文章をまとめたりするのにはとてもよかった。
リモートワークのデメリット
子供にリソースをとられる
どうしても子供の相手をしなくてはいけない。
最低でもご飯を食べさせる必要はあるし、話しかけられたら相手もする。
遊ぼうよ遊ぼうよ~としつこく誘われたら、「15分だけだよ」と言って遊ぶこともある。
それ以外にも、やっぱり勉強してほしいとか、子供に何かさせたいと思うと、そこにかなりのリソースを割かなくてはいけない。
子供が動画漬けになる
これは、こちらの記事に書いたことでもあるけれど→不登校1年生との子連れ出勤2回目。働く母親が子供に与えられるものとは
楽しそうな娘を見られるのは、親として嬉しい。
でも、親として娘に与えられるものが動画を見る時間であっていいんんだろうか?と
娘が大人しく動画を見ている時間が長くなればなるほど、私のもやもやは増していく。
夏休みになってしまったら、娘が学校に行く日はなくなるから、どんどん動画を見る時間が長くなっていきそう。
そうしないと、リモートワークと言いつつ、全然仕事にならないから。
子供の目の前にいるのに、子供と関わる時間は限られる
不登校というのは、子供の心が満たされておらず、
普通にできていたことさえもできなくなってしまう位にエネルギーが足りていないから起きること、
というのが今の私の理解だ。
うちの子の場合には「お母さんと一緒にいたい。お母さんと一緒に遊びたい。」と
最初から言われていて、私は今とても関わりを求められている。
それなのに、目の前にいる子供の相手ができない。
子供が私との関わりを求めてきても、それに応えてやれないのが、とてもストレスだ。
仕事の内容が限られる
当たり前なのだが、普通の会社は、会社に人が集まって一緒に仕事をするための仕組みで成り立っている。
だから、色々と職場でしかできないことがあるのだ。
今回は私がリモートワークするために、サーバーにあったファイルの場所をウェブ上に移してもらったり色々と配慮してもらったが(いやほんと、ありがたい)、それでもできないことは沢山ある。
特別な措置なので、他の人に申し訳ない
お母さんの職場に行かない!と言われてしまったら、毎日娘のいる家で、こうやって仕事をするんだろう。
今日のブログの最初にも書いたが、私がリモートワークできているのは、特別な措置のおかげだ。
私の勤めている会社では、リモートワークもフレックスタイムも基本的には認められていない。
特別に認めてもらった働き方で、同じ部署の人だけでなく、会社の色々な人たちに仕事を肩代わりしてもらいつつ、時短勤務をしているわたし。
今回だけはやってあげますけど、次からはそっち(の部署)でお願いしますよ、なんて言われたりする。
もともと人が少ないうえに、採用しようとしてもなかなか来てくれる人がいないらしい。
それなのに時短リモートワーク。。。
正直言って、肩身が狭い。
いつも、すみませんすみませんと心の中で謝りつつ仕事をしている。
皆がフレックスタイムやリモートワークの制度を利用できるけどしていないだけで、その中であえてその制度を使うことを選ぶ、というのならいいのだ。
それなら、会社全体がそういう働き方を前提にした体制になる。
でも、そうじゃないからね。。
同僚とのコミュニケーションがとりにくい
いや、とりにくいという訳ではないのだが、うちの会社の場合にはoutlookのTeamsのチャットを使うか、個人宛メールでコミュニケーションをとることになる。
いつも以上に言葉遣いなどに気を遣い、細かなことも確認していかないといけないな、というのがリモートワークの時意識すること。
職場ではちょっと話しかけて確認できることも、全て文字のやりとりで確認する必要があるから。
PCの前にいる時間が長くなる
家にいながら細切れの作業をしているから、職場にいて同じ作業をするより1.5倍か2倍くらい時間がかかることもある。
PCの前に座っている時間も、予定の時間より倍近くなる。
今は、職場に出勤しても13:30までの勤務にさせてもらっているので、一応その時間が仕事の時間。
職場ではその時間内に終わる仕事が、子供がいる自宅では全然終わらない。
結論:特別扱い在宅ワークで不登校小1がいるのって仕事も子供の相手も中途ハンパで結構辛いです
子供の相手をしながら、仕事のことを考え続けるのはかなりのストレスだ。
どちらにも完全に集中できない。
涙がこぼれそうになることもある。
それを感じながら今の働き方で毎日働くのは、正直言って辛い。
働き方を変えて、時間に縛られない仕事を選ぼうか、とも思う。
子供が寝ている間にできる仕事とか。。
私は根性なさすぎだろうか。
何を贅沢な!と言われてしまうだろうか。。
仕事をした分の時間だけじゃなくて、PCの前にいた時間の分勤務時間として請求すればいいのか?でもそれでは、申し訳ないし。。。
だいぶ、今の仕事をやめたくなっています(笑)
ちなみにお給料は、派遣の人の時給の平均くらいかな~と思います。実際に派遣で働いているママ友の時給も同じくらいみたいなので。
とにかくはっきりしているのは、特別扱い在宅ワークで不登校小1がいるって仕事も子供の相手も中途ハンパで結構辛い、ということ。。
どうにかして、仕事も子供の相手ももう少し負担を減らしたい。。わがままですが。
今日は私の愚痴におつきあいくださって、ありがとうございました。