子どもを連れて出勤。不登校小学一年生と大手町でお仕事するの巻

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目次

毎年、何か人生初の体験をすることをモットーにしているyokkoです。

今年は、子連れ出勤を経験してしまいました!

前回の記事で、娘の登校しぶりについて書きましたが→登校しぶり?不登校?お母さんと一緒にいたいから学校に行かない小1娘

職場に相談したところ、子連れで出勤してもよいと言ってくれたのです。

とはいえ「明日は学校に行かない予定なので、子連れ出勤します」とも言えず、突然の子連れ出勤となりました。

小1娘と共に体験した、私は緊張感Max、娘はワクワク冒険気分の子連れ出勤レポートをどうぞ。

今日はお母さんの職場にいく!

朝、娘から宣言があり「今日はお母さんの職場に行く!」と言うんですね。

「学校は行かないの?」と聞くと、「行かない。こどもクラブも行かない。お母さんの職場に行く。」と言います。

前日は私の用事があり夕方から夜にかけて一緒に出かけていたので、疲れたんでしょうね。

朝から「だるい。だから学校行かない。」となってしまったんです。

職場に連れてきてもいいと言われたから、今度行ってみる?と数日前に尋ねたところ「行く行く!」とノリノリでしたから、チャンスをうかがっていたのでしょう。

だるくても私の職場には行くんかーい!!というツッコミは心の中だけにして、「そっか、じゃあ一緒に職場行くか。」ということになりました。

 

朝、職場に向かうまでが何だか長かった。。。

地下鉄で行くか、山手線で行くか尋ねると、「山手線!」と即答。

娘は電車から外の景色を眺めるのが大好きで、最寄り駅に向かう道もご機嫌で歩いていきます。

電車はそれほど混んでおらず「今どこの駅??どこの駅???」と停車するたびに駅名を尋ねられるのに適当に応えつつ、頭の中は

そういえば突然子連れで出勤して、皆にどう説明すればいいんだろー?とぐるぐる考えていました。全体にメールすればいいのか?

いつもはメールチェックしたりしているとあっという間に過ぎていく通勤時間が、その日は長いこと。。

決めた時点で上司に連絡するべきかな、うーんでも連絡しても結局何を準備してもらうわけでもないしなあーetc…

えーい、突然行ってしまえ!!ということにして、東京駅に降り立ちました。

いつもは信号で止まるのが面倒なので地下道で職場に向かうのですが、オフィス街は初めての娘のために、地上を歩くことに。

空を眺めた娘の「うわー、ビルいっぱいだぁー」にちょっとなごみつつ、大手町に到着です。ふうぅ。

歩いている間も、変に目立っちゃうかな?と思いきや、特に視線を浴びる感じはなく、全く違和感ありませんでした。

時期によっては外国人の親子連れを沢山見かけたりもするし、創立記念日で学校がお休みのこともありますしね。

 

職場に着いたらふと

階段を上って職場の前につくと、タイミング良く上司が現れて「あらー、よく来たねぇ。今着いたの?」と笑顔で迎えてくれました。

ドアを開けて中に入ると、どんな反応が待っているのか。。

「みなさーん、新入社員ですよー。」と紹介されつつ娘と共に中へ。

ああ、皆笑顔で迎えてくれてる。ありがたい。。

思わず、涙が出そうになりました。

その時初めて、一番緊張してたのは自分だったんだな、と気が付きました。

やっぱり、怖いです。

子連れ出勤はこれまで誰もしていなかったようですし、子供のいる人の割合は、社員の3割以下。

どういう風に受け止められるかな?自分や周囲の人は、ちゃんと仕事に集中できるのかな?というのも疑問です。

そう思っているうちに、子連れ状態でのお仕事が始まりました。

 

子供が隣の席にいる状態で働く、ってこんな感じです。

たまたま隣の席の同僚が出勤しない日だったため、子供の希望で隣の席を使わせてもらうことに。

娘はおとなしくドリルを取り出して、算数のお勉強を始めました。

よしよし。まずは順調なスタート。

小学校の1時限は45分なので、その頃に最初の休憩にしよう、と目安の時刻を伝え、自分も作業開始。

何だか落ち着かなくて、集中集中、と自分に言い聞かせながら仕事です。

あんまり作業が進まないうちに、ああ、もう予定の時刻。

娘を促して廊下へ。

ここは1フロアに小さなオフィスがずらーっと並んでいるビル。

廊下をはさんで両脇にオフィスがあり、3か所にエレベーターがあります。

娘はなぜかノートとシャープペンシルを手に、エレベーター何台ある?と聞いては書きつけて、ちょっとした調査を行っている模様。

かなり楽しんでる。。

一つ上のフロアに上がり廊下の端っこまで歩いて、また降りてトイレに行って会社に帰ってきました。

席に戻って次の勉強かと思いきや、お絵かき開始。まあ、仕方ないよね。。

次の休憩の目安を伝えて、私も作業再開。

今度はさっきより少しはかどったぞ。

と思ったら「おなかすいたー」という声。はいはい、お弁当をどうぞ。

色鉛筆やら諸々お片づけをして手をふき、お食事開始。

その間、母は再び作業。食後のデザートならぬおやつもついてますのでごゆっくり、とここでまた一仕事。

ふうー。

それでも食べ終わってしまうと30分ももたず、職場で誰も使っていないタブレットと同僚のイヤホンを借りて動画鑑賞をすることに。

これはだいぶ間が持ちました。

さらに二仕事くらい、できたかな。

そこでまあ限界かなと思い、私もお昼休憩をとるため二人で会社を出ました

 

お昼休み

いつもとは違うコンビニを目指して出発したのに、超のつく方向音痴なので案の定目的のビルにたどり着けず、結局いつものコンビニでご飯を買いました

娘も、お弁当を食べたはずなのにウィンナーが入った大きなパンと、オロナミンCがほしいというので購入。

なぜにオロナミンC?

まあ深く考えず、ビル脇の森のようになっている緑地でご飯です。

娘は「ちょっと走ってきていい?」とパンを完食した後なぜか走りまくってました。

走る姿を眺めつつサラダとおにぎりを食べて終了。

こんな感じでお昼休みはあっという間に終わったのでした。

 

午後のお仕事、でも。。。

また職場に戻ってお仕事再開。

娘は動画に食いついています。しめしめ。

でもよく考えると、動画漬けだよな。。いいのかな?用事があるたびに何時間も動画漬けにしてしまって。

などと余計な思考が頭の隅をかすめるのを感じつつ、必死で作業。

終わらせたいことがたくさんあるのに、どうしてこんなに終わらないんだろう。

娘はyoutubeに夢中でしたが、そろそろタブレットの充電が切れてしまいそうです。

さすがに娘も飽きてきた様子だったので、午後3時に退勤しました。

正直、3時までいられるとは思っていなかったので予想以上の長い滞在時間でしたが、休憩をこまめにとらせないといけないのと、休憩の前後でやることを切り替えていかないと飽きてしまうので、いくつかやれることを準備しなくてはいけません。

黙って座っていてくれたことにはとにかく感謝しかなく、そこは本当に職場に大きな迷惑をかけないで済んで、よかったです。

でも隣に座られると、どうしても気になって100%仕事に集中するのは難しいですし、話しかけられた時、職場でお母さんとして振る舞うことへの抵抗感というか恥ずかしさが顔をだしてしまい、困りました。

会議室を使わせてもらえたらお母さんとして座りつつ仕事ができたかな、と思ったり、皆のための会議室をそんな風に使うのはちょっとなぁ、と思ったり。

サーバーにアクセスする必要がある作業もあり、会議室だけでは作業が完結できないのもポイント。

いろいろ、困るものですね。

帰りみち

また山手線に乗って帰る、というので東京駅に向かいました。

途中駅前の丸善で国語のドリルを買って、いざ山手線のホームへ。

娘は、一番前に乗る!と運転士さんの様子が見える場所に乗り込みご満悦です。

ほほー。最新車両の運転席画面はタッチパネルだな。。

電車を止める時の位置って、ホームドアに表示してあるんだー

などと、思わず子供目線?になって電車の旅を楽しむ自分。。あらら。

いつもなら職場で必死にPCに向かっている時刻。

電車に乗っていても、スマホしか見てない時間のはずが、今日は娘と一緒に線路と駅と運転士さんを見ている。

なんだか不思議な感じがしました。

 

学校へ

家に着いたとき、自分がすごーくすごーく疲れているのを感じました

多分、帰ってくるまで、緊張が解けていなかったんですねー。

自分では落ち着いていると思っていたので、気づいたときは結構ショックでした。

何だか、ガクッとするような疲れ方で、そんな感覚は久しぶりだったし。

いかんいかん、これから学校に行って先生から今日の授業のことを聞かなくてはいけないのに。

とりあえずコーヒーを飲んで休憩していると、娘は「公園にいくー」と言って早速お出かけ。

元気だのう。

さてと、わしも元気出して学校じゃ。よっこらしょ。

学校に行き、担任の先生と話をして知ったこと。

「1か月に7日以上欠席すると、不登校予備軍のような位置づけになるんですが、とりあえず今月はなりませんでしたね、セーフです。」

「そうなると、カウンセリングを受けなくてはいけないとか、何か対応が変わるんでしょうか?」

「いえ、特にそういうことはないんですよ。」

多分、教育委員会への報告対象になる、ってことなんでしょうね。

そういう子供がいると、きっと担任の先生としては色々言われたりするんだろうなぁ。

すいません先生、お手数おかけしてます

スクールカウンセラーの先生の予約をとっていただくことにして、宿題や授業の説明を聞き、帰宅。

しかし、娘と待ち合わせた公園にいっても姿が見えません。

娘を探して近所を一周

いたいた、別の公園じゃん!!まったくもう。。

疲れ倍増です。

晩御飯のおかずを作る気になれず、昨日のカレーを温め直して夕食。昨日がカレーで助かった!

こうして、ながーいながーい一日が、やっとこさ終わりました。

 

子連れ出勤してみた感想

とにかく、疲れます。

良く考えると、

子供と一日中一緒にいる(それだけで疲れる)+仕事をする(それだけで疲れる)=いつもの2倍疲れる

なんですよね。

さらに、同僚へもいつもより気を遣いますし、仕事のパフォーマンスも落ちます。

職場の人からしても、同じだと思うんです。

もしも、やらなくてもいい選択肢があるなら、無理をしてでも絶対したほうがいい方法ではないと思います。

私の場合は

  • 子供が家に一人でいられる年齢ではない
  • 学童保育を嫌がる
  • ファミリーサポートやシッターサービスを子供が嫌がる&利用すると、支出の方が多くなってしまう

ため、夏休みをどう乗り切るか、実験の意味合いもあって職場に連れて行ってみました。

やってみてよくわかったのですが、私の場合は、これを毎日続けるのは難しいです。

働き方を見直す時期なのかもしれませんね。。

よかったら、↓2回目の子連れ出勤のことも読んでみてくださいね。

不登校小学校1年生との子連れ出勤で働く母親が子供に与えられるもの

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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