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以前、コンプリメントで不登校は99%解決する!?小1次女の不登校を何とかしたくての記事でコンプリメントします!宣言(?)をしたので
今日は3週間経った結果のご報告です。あくまで自己流ですがトレーニングの具体例報告です。
子供から少しずつ少しずつ本音らしきものがこぼれてきました。
そして笑顔が「はじける」ってこういう感じかな、という顔も見られるようになりました。
コンプリメントは親から子供への、本気のほめ言葉だと私は思ってます。
その基本にたちかえってもう一度おさらいをしつつ、これまでの変化を振り返ってみたいと思います。
コンプリメントトレーニングの手法を振り返る
ちょっと調べてみたら、こちら→不登校の子どもが変わった。心を自信で満たす、正しい「褒め方」の記事でもこの手法を編み出した森田直樹さんご自身が概要を紹介されていました。
記事を引用させていただきますと
コンプリメントトレーニングは、親が肯定的な言葉かけをし、自信の水で子どもの心を満たすことです。
自信の水は、親からの「愛情」と「承認」です。(中略)
それは、子どものしたこと・できたことの事実に次の言葉を付け加えます。
{愛情}「・・・・お母さん(お父さん)うれしい」
{承認}「・・・・の力がある」二つの言葉に共通しているのは子どもを信じることです。自信を失っている子どもに、したこと・できたことの事実を気づかせるのです。これがコンプリメントです。
これがねー。いざ実践しようとすると、難しいんです。
私の場合、最初に難しいと感じたのは、自分がこういう言葉を言う、ということの気恥ずかしさでした。
勇気を振り絞って最初にしたコンプリメントは何だったかな?と振り返ると
夕食の時、生野菜をがんばって全部食べたことを「お野菜全部食べてくれて、お母さんすごーく嬉しいよ」と言って隣に座っている娘をハグしました。
娘は「うえぇ~ぃ」と変な声を出して椅子から飛び降りて逃げていき、「びっくりしたぁーおえー」と行って私の様子をうかがっていました。
私が何もなかったようなふりをして、食事を続けているとしばらくしてから席にもどって、食事を続けました。
最初の一週間の具体例
いつも「ママだいすき」ってお手紙を書いてくれてありがとう、お母さんすごく嬉しいよ
踊るのが上手だね。見てると楽しい気分になってくるから、〇〇にはダンスで人を喜ばせる才能があるよ
宿題一生懸命やってるね。真剣に勉強するの見てると、お母さん嬉しいな
毎日毎日3つずつのコンプリメントを続けました。
ネタ切れになったと思った日は
こうやって抱っこできるのが本当に嬉しいよと言ってぐいぐい抱っこしました。
これは偽らざる本心で、抱っこできるのは娘が生きているからです。
逃げていくのは、健康で手足がちゃんと動かせるからできること。
毎回、「うひゃぁー」とか「やだー」とか言って逃げ出して、二段ベッドの上に上ったりトイレに隠れたりしていました。
だんだん、私がほめると抱っこしに来るぞとわかってきて、ほめ言葉を口にしたとたん、逃げ出すようになったので
一生懸命追いかけて、ぎゅうぎゅう抱っこしてあげました。
何か学校で困ってること、ない?と尋ねたとき
娘から返ってきた答えは、それまでよりかなり具体的なものだったので、驚きました。
授業中のおしゃべりがうるさくて先生の話が聞こえなくなるのがいや
友達同士のケンカが始まって先生に怒られるのがいや、それで授業が進まないのがいや
授業が進まないとつまらない、早く漢字の勉強がしたい
A先生は怒っても怖くない、M先生が怒るとこわい
そうか、そういうことが気になっていたのか、と初めて気が付くことでした。
娘の不登校が始まった当初よりも具体的なことがわかり始めたので、スクールカウンセラーの先生にも相談してみたんです。
「本人の感じていることを学校にも伝えて、なにか学校側で対策をとることもできるかもしれませんが、どうしますか?」と聞かれたのでお願いすることにしました。
その後、私の読み聞かせのボランティアの本を選ぶという目的にこじつけて、学校に行きたくないという娘をどうにか図書室に連れて行ったとき。
カウンセラーの先生と一緒に会議室で午前中を過ごし、給食を食べて帰ることができました。
その間に私は会社に行って、超時短勤務をして、子供を迎えに行きました。
こんなに色々な人の協力がないと子育てできないんだなぁーとしみじみと思った日でもありました。
2週目に入ったときの様子
私がほめ言葉を口にすると「きゃあー」と言って逃げるようになりました。
でももう、隠れたりすることはありません。
きゃあきゃあ言いながら、私が追い付いて抱っこするのを待っています。
抱っこもしつつ、くすぐって遊んだりしていました。
私は私で、ネタを考えるのが辛いと感じていた1週目と比べるとだいぶスムーズに言葉が探せるようになってきました。
それでもまだ、探すのがしんどいな、と思うことも多かったです。
子供の態度にイライラして、コンプリメントどころじゃないわい!!と思うことも、もちろんありました。
それでも、ふとした時に娘が私に投げかける質問が変わってきたんです。
「お母さんは、お仕事が好きなの?」
と聞かれた時は、びっくりしました。
突然聞かれたこともありますが、いきなりそこか!というツボを突かれた感じで。。
「うん、好きだよ」
「どうして?」
「会社に行って、みんなで一緒にやらないとできない仕事をやってるからね、それが楽しいんだよ」
「ふーん」
という会話になったんですが、そんなこと考えてたんだぁーという驚きがありました。
実は初めて子連れ出勤をした後に感想を聞いたら「ほっとした」という答えが返ってきたんです。
おそらく「お母さんは私をほったらかしにして仕事に行って、どこで何をしてるんだろう?仕事ってそんなに楽しいのかな?」と思っていたのではないかと。
どこで何をしてるかとりあえずわかったので、ほっとしたんでしょうね。
3週目に入ると
前回の記事→不登校気味の1年生が3日連続で登校!決め手になった母親の言葉とはで連続登校3日!と書いたんですが
実はそのあと4日目も登校できたんです!!
4日連続で学校に行ったのは3週間ぶりですよ~
非常にがんばりました。
ただし、教室に行くことはできませんでした。
学校のプールを楽しみにしていたはずなのに、朝着替えてランドセルをしょって玄関に来たところで
水が冷たそうとか学校で着替えたことがないからいやだ、と言い始めたんです。
そこで、とりあえずカウンセラーの先生と一緒に過ごせないか学校に電話してみたところ、いいですよとのお返事。
とりあえず給食までを会議室で一緒に過ごしていただくことになりました。
途中先生は休み時間や用事で抜けるのですが、娘は一人でいられたようです。
会議室は子供たちが普段通らない場所にあって、お手洗いもすぐそばにあるので娘も安心して過ごせるのだと思います。
コンプリメントのほうは、私自身も慣れて、あまり考えずに出るようになってきた感じがあります。
子供からも、以前より本音が漏れるようになりました。
同時に、ワガママも沢山出るようになった気がします。
例えば学校に行かない平日の午前中におやつが食べたい、と駄々こねされたりとか。
「食べません。みんな学校で勉強してます。学校に行かないから勉強しないでおやつを食べていいことにはなりません。」と理由を説明して、ひたすら拒否し続けます。
森田先生の本でも、しつけはしつけとして毅然と行いましょう、と書いてありましたしね。
まあこれが、なかなかにしんどくて、正直怒鳴り散らしてしまうこともあります。。人間ですから。
子供のレベルに降りて行って怒りを爆発させちゃあダメなのは、わかってるんですけどねー。
良くも悪くも、娘は自分が思っていることを素直に出せるようになってきたんだ、いいことだな、と思うようにしています。
コンプリメントは、まだまだ続けます!!一生続けます。
本当に子供の心を満たすコンプリメントは、なかなかできないなーと、3週間やってみて思います。
たまに、娘が言葉で反応してくれることがあるんです。
「そんなことないよ、下手だよ。」とか
「全然できてない!」とか。
私は上手だ、できていると思うからそう言っているのですが、それを頑なに拒否されてしまうんです。
これって、褒めた相手にされると非常に悲しいことですね。
考えてみると、大人ならば謙遜とされる行為かもしれませんが、むやみに謙遜するのは褒めた相手に本当に失礼だな、と身をもって知ることになりました。
娘が私のほめ言葉を100%で受け止めてくれるようになったらコンプリメントは大成功でしょう。
そしてその頃には、不登校は解消していると思いたいです。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
この後の娘がどうなったか、続きはこちらです⇒コンプリメントは効く!親の言葉が変化した?!小1娘の不登校解消中