
目次
なんとなんと、先週は月曜日から土曜日まで、毎日次女が学校へ行きました!!
すごいことですー!パチパチパチパチ拍手~!!
およそ2か月ぶりのことですね、1週間休まずに登校できたのは。
土曜日に登校してくれたので、授業参観にも初めて参加できました。
参観日に授業を見てわかったことがあります。
「授業がうるさいからいやだ。学校に行きたくない。」という小学校1年生の娘の言葉にも、一理あるかも。
こういう授業が続くのは、確かにちょっとなあ・・・と思ったんです。
どんな感じだったのか、先週の娘の様子を含め、ご説明しますね。
先週の次女の様子
月曜日から水曜日までは、登校を特に嫌がることもなく、
宿題をちょっと文句をいいつつもこなし、終わるとすぐに友達の家に遊びに行く、という日が続いていました。
木曜日の朝は「今日学校行きたくないなぁ」と言い
金曜日は「休もうかなぁ」と言い
土曜日は「なんで行かなくちゃいけないの、疲れたよぉー」と言いながらも
友達が迎えに来るよ~、というとちゃんと支度をして、一緒に学校に行きました。
不登校の原因も友達なら、登校できるのも友達のおかげです。
不思議なものですね。
土曜日は、前日から「疲れた」を連発していたので登校しないんじゃないかとドキドキしていたのですが、
結果はすんなりと登校しました。
ほんとによかったです~
おかげで、初めて授業参観に行くことができました。
毎朝友達が家のインターホンを鳴らしてくれて、まずは娘か私が顔を出して待っていてもらい、支度ができたら一緒に行きます。
2週間ぐらい前からは「すぐ家に入って。見てるのやめて。」と玄関前での見送りを拒否されるようになってきました。
友達の前で親に見られるのがいやなのかな?と思って参観日も2時間目から顔を出したら「遅い!何してたの!!」と叱られてびっくり。
「遅い?いつも見送り嫌がるから、見られるのが嫌なのかと思って2時間めからにしたんだよ」と言うと、
「1時間目から来てほしかった!!」と言うではないですか。
なんだ、見に来てほしかったんだ~。
まったく、よくわからん反応だこと。。
「せいかつ」の授業で目にしたこと
挨拶から、すでに大変そう
娘は教室の一番後ろの席。
後ろに立っているように、と言うので要望どおり真後ろに立ったところで、授業が始まりました。
先生が「起立」の声をかけますが、なかなかみんな立ち上がりません。
「はいもう一度座ってください。やりなおしです。」の声がかかります。
「はい、起立!」で何とかみんな立ち上がりました。
まずは開始の挨拶ですが、日直なのか係なのか男の子と女の子が一人ずつ前に立って何かカードを読み上げているのですが、全然声が聞こえません。
二人の声が小さいこともありますが、クラスが何となくざわざわしていて、しーんとしないのです。
教室の造りも独特で、2クラスの間に壁一枚はあるのですが、普通なら廊下との間にある壁もドアもなく、廊下にあたる部分が2つの教室をつなぐオープンスペースになっています。
隣の教室の声も筒抜けなんですよね~
先生の助けを借りて何とか挨拶が終わり、当番が席に戻って授業が始まりました。
前途多難を予想させる始まり方でした。
挙手して発言、の場面で個性全開の子供たち
今日の授業は、夏の遊びが題材。
まずは教科書を開くように指示がでました。
机の上を見ると、教科書を出している子や出していない子、色々です。
筆箱はそのまま出しておいてある子もいれば、しまっている子も。
自分のころは、筆箱はしまうように指導されたっけなーなんて思いながら、見ていました。
まずは先生から、夏ならではの遊びで、外でする遊び、校庭でみんなが一緒に楽しめる遊びにはどんなものがありますか?と質問があり、挙手をして発言するところから始まりました。
手を挙げる子はクラスの半分くらいでしょうか。
うちの子は、やる気なさそうに座っていて、手は挙げそうもない感じ。
指された子供が挙げる遊びを、先生が板書していきました。
思いっきり後ろを向いている子、通路に椅子を移動して座っている子、机に突っ伏して寝ている?子もいます。。
隣同士盛り上がっておしゃべりしている子たちもいます。
補助の先生は入っていないし、先生はそれらの子供を言葉で注意することはありません。
挙手しての発言を促しながら時々移動して、本人のところに直接行って元の場所にもどしたり、注意したりしています。
授業の進行は、そのたびにちょっと遅れます。
その間に立ち歩いて黒板の前を歩き回る子もいました。
それに対して特に子供からも先生からも反応がない、ということは
つまりこれが、いつもの姿だということなんでしょう。
言葉の指示では動かないから、先生が直接子供に働きかけているんでしょうね。
自分が授業しているわけでもないのに、何だかちょっとドキドキしながら見ていました。
プリントへの記入作業でも相変わらず。。
今日の授業の目的は、校庭に出てみんなでできる夏の遊びを幾つか考えて、
実際に遊ぶためには何が必要かをリストアップすること。
自分が希望する遊びを、後日実際にやるための準備のようです。
板書され、実際にできそうな遊びには丸がつけられたので、
その中から自分がやりたい遊びを一つ選んで、何があればその遊びができるのか、配られたプリントに記入します。
うちの子は相変わらずやる気なさげに適当な字で
「みずでっぽう」「しゃぼんだま」と書き、必要なものとして「みず」と書いています。。
おいおい。それだけでほんとに遊べるかい?
先生は記入している子供たちの間を回って質問に応えつつ、指導していますが
教室のガヤガヤが収まることはありません。。
「それでは発表してもらいましょう。先生が指名しますね。」と、よくかけている子が指名され、発表が何人か続きました。
そうすると「先生ぼくはどうして指してもらえないの?」という質問がでたり、
他にも指名なしの発言が相次いだりして、授業の進行が止まります。
たしかにこういう授業が続くと、テキパキ進めてほしい子供にとっては退屈だろうなぁ、と思ってしまいました。
授業が自分の思うように進まないことへのイライラをどう処理していいかわからないのがうちの子で、
学校ではそれを吐き出す場所がないのでしょうね。
それが「学校に行きたくない」という行動になって表れたんでしょう。
参考にと、隣のクラスと、もうひとつの同じ学年の違うクラスの授業を覗いてみましたが、ごく普通の授業風景で、立ち歩きやガヤガヤは、ありませんでした。
娘はもちろんそういう違いに気が付いていて「〇〇先生は怒るとこわい。A先生(次女の担任)はこわくない。」などと言うのでしょう。
まあそりゃあ、わかっちゃいますよね。
保護者会での説明
先ほど授業をご覧いただいて色々感じるところがおありかもしれませんが
と、先生がクラスの保護者会の冒頭で話し始めました。
入学当初は補助の先生1名では手が足りず、副校長先生や校長先生、スクールカウンセラーの先生にも入っていただいて子供たちのケアをしてきました。
何とか今、ここまで授業ができるようになってきて、今は私一人で授業をしています、とおっしゃいました。
その言葉を聞いて「お疲れ様でぇっす!」と思う一方で、私自身は、まだ補助の先生の関わりが必要なんじゃないかとも思いました。
他の保護者がどう思ったのかはわからないんですが
自分がかつて小学生の塾の講師をした経験や長女の小学校低学年時代の授業の様子を考えてみても、
やっぱり今の状況では、クラス全体の集中力を保てていないことは、間違いないと思います。
どんなに力量のある先生が担当したとしても、
これだけ一度に多数の生徒が自分のやりたい行動に走ってしまうと、どうしようもないと思うんですよね。。
担任の先生は授業をもっと強力に引っ張ることに集中して、
補助の先生がいてフォローしてくれてもいいんじゃないかな、というのは甘えすぎなんでしょうか。
まとめ
自分を出したくて仕方ないエネルギーにあふれた子供たちに、
いつ、どんな時に自分を出していくべきなのかを教育する、って大変なことだと思います。
先生がストレス性健忘症になってしまったのもうなずけます(すぐ回復されて、よかったです)。
先生だけに任せるのではなくて、
家庭でも例えばうちの子供だったら、
授業が進まないイライラをどう解消していくのかとか、
いろんなアプローチであれこれ試行錯誤していく必要があるんでしょうね。
2学期になったら、もっともっと素敵なクラスになりますように!
皆がいるからこそ学べることがある、それが学校ですからね。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。