親失格?自分の子供なのに思春期の中学生娘が嫌いすぎて冷たい母親

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自分の子供なのに思春期の中学生娘が嫌いすぎて冷たい態度になってしまうって、どう思いますか?親失格ですか?

私は決して親失格なんてことはないと思います。そう思う理由を書いてみました。

親友が「反抗期の中学生娘が嫌いすぎて冷たい態度になってしまう。

初めての子供だけれど、2番目の子供の方がかわいくて、長女を好きになれない…」と苦しそうな声で言っていました。

「親失格かな?」というので「絶対そんなことないよ」と言ったけど、その時はそれ以上何も言えませんでした。

この記事で彼女に私の気持ちをちゃんと伝えられたらいいなと思います。

親が自分の子供を嫌いになることだって、ある。

自分の子供を大嫌いになる!そういう気持ちの存在にさえ気づいていなかった私。

私には彼女の言葉がとても新鮮で本当にびっくりしました。

改めて自分に問うてみると、自分の中にも確かにこういう気持ちはあるんです。

それを認めている親友はとても勇気があるし、自分と素直に向き合えていてすばらしいと思います。

自分の子供を好きになれない母親は、親失格でしょうか?

「親は、子供が何人いても平等に愛情を注ぐもの」

そう思いたいのが、世間一般そして子供としての率直な気持ちでしょう。

でも、親だって人間です。

他人に対する好き嫌いはあって、自分の子供にだって好き嫌いを感じてしまうこともあります。

ただし、それを他人に感じさせないよう振る舞うことが大人の振る舞いとされています。

だからこそ母親として悩むんですよね。

一つ屋根の下でずっと一緒に過ごす身近な家族。

その中の一人にいつもいつも気を遣いながら過ごすのは、とても疲れることです。

ポイントを押さえて上手く対応できたら言うことなしなんですが、そのポイントを押さえるのが難しいんですよ~

反抗期思春期の中学生娘は嫌いになる要素満載

私も親友ほど真剣に悩んでいるわけではありませんが、中2の長女よりも小1の次女のほうが「かわいい」と思うことって結構あります

中学生ともなると、特に女子は成長が早いため言動が大人びてきます。

時には娘にカンタンに言い負かされてしまったり、知識のなさをバカにされたり、記憶があいまいなことを責められたりして「カッチーン」とくることがあるんです。

彼女の話を聞いて改めて、自分の中のそういう気持ちを素直に認めることができました。

嫌いだと思ってしまうことは、罪でしょうか?

いやいや、そんなことを言い始めたら世の中罪人だらけでしょう。

たとえ自分が産んだ子供でも(人によってその程度に差はあるでしょうが)子供に対する好き嫌いはありますし(自分の経験からも、ママ友たちの話からも)

そう感じてしまう母親が自分を責める必要はないと、私は思います。

娘も本当はどうしたらいいかわからないだけかも

でもどうして、子供のことが嫌いになっちゃんでしょうか

そこには、子供と母親とのすれ違いがあるように思います。

最近お小遣いについて色々調べる中で知ったんですが

お金の使い道としての「ニーズ(必要なもの)」と「ウォンツ(欲しいもの)」という考え方があるんですよね。

親友が言うのです。

娘にはご飯は作ってやってるし、洗濯とか親として必要な世話はしてるけど、そのほかの会話がない。

テニス部をやめて帰宅部になったから家に帰ってくる時間が早いのに、ずーっとスマホ触ってBTSばっかり見て、勉強はしない。

それを注意すると「うるさい。ほっといて!」と言うばかり。しつこく言うとケンカになるので、最近は一切話をしない日もある。

彼女は母親として、長女のニーズ(生きていくために必要なこと)を満たす仕事はしているわけです。

ただ、長女のウォンツ(私はこうしたい)が親友のウォンツ(娘にこうなってほしい)と一致していないのかなと。

親友はそこに気づいていて、長女のウォンツを満たせない自分はよい母親ではないんじゃないか、と悩んでいるのだと思います。

でも、でもですよ。

長女自身、テニスは自分がやりたいことじゃない、と気づいたけれど

あらためて自分が何をやりたいのかよくわかってないのかもしれませんよね。

自分でもよくわからないことをお母さんに色々聞かれたら、イライラして辛く当たってしまうこともあるかな、と思います。

本人がわかっていないとうまく説明できないし、当然母親にも伝わらないのです。

わからないのに聞かれ続けたりすると、さらにイライラする、と。。

娘にイライラされると当然母親もイライラして、いつも尖った気持ちをぶつけてくる娘のことがますます嫌になる。

そして自分も日ごろ我慢していたことを吐き出したくなり、激しい言葉で投げつけてしまうんだと思います。

思春期で敏感な娘は母親が投げ返したボールを100倍ぐらい重いボールとして受け取り憎悪を募らせ、捨てぜりふを残して部屋に閉じこもる

あとには煮えたぎった感情を持て余し、娘にひどいことを言った後悔と理解してもらえない怒りでいっぱいの自分だけが残される…

毎日必死で働いてお金を稼ぎ、家事をして生活を支えて尽くしている相手から罵倒されるだけ、って悲しい以外の何物でもないです。

こんなことが繰り返され、次第に子供のことが本気で嫌いになってしまうんだと思います。

「嫌い」は子供に関心がある証拠

「嫌い」は相手に関心があること、と私は思ってます。

「愛の反対は憎しみではなく、無関心だ。」という世界的に有名な言葉もありますし。どこかで見たことがあるんじゃないでしょうか。

1986年にノーベル平和賞を受賞したエリ・ウィーゼルさんの言葉です。

The opposite of love is not hate, it’s indifference.

The opposite of art is not ugliness, it’s indifference.

The opposite of faith is not heresy, it’s indifference.

And the opposite of life is not death, it’s indifference.

Wikiquote: Elie Wiesel

私がわかる範囲で訳すと…

愛の反対は憎しみではなく、無関心だ。

美の反対は醜さではなく、無関心だ。

信仰の反対は異端ではなく、無関心だ。

生の反対は死ではなく、無関心だ。

という意味です。

「無関心=愛がない」なら、たとえ「嫌い」でも相手に関心を持つことは愛があるってことですよね。

例えば「殺したいほど憎い相手」というとき、思い浮かぶのは娘や夫など大切な家族を殺した犯人だったりしませんか?

自分とは無関係の人、自分が関心を持っていない相手を憎むことなんかできません。

「嫌い」「憎たらしい」って思うのは、相手が自分の人生に大きく影響する存在だからです。

相手のせいで自分の幸せが壊されたり幸せから遠ざかる感じがして「嫌いだ!あいつなんかいなきゃいいのに!!」と思うんじゃないでしょうか。

だから自分の子供を「嫌い」「憎い」と思っても、自分に愛情がないからじゃないと思います。

血を分けた子供でも、愛情をかけて育ててきても、ニーズとウォンツのズレがあったり、子ども自身がどうしていいかわからない状態になってると親が何を言ったところでうるさいだけ。

うるさいあっちいけ!ほっといてくれ!!っていう対応しかされなくなります。

そういう対応がずっと続くと自分の子育てに幸せを感じられなくなりますよね。

だから子供のことを一生懸命考えている親ほど子どものことが嫌いになるんじゃないかと思います。

自分の子供が嫌いでも関心を持ち成長を見守ることはできる

結局本人がどう生きたいか決めないと、親としてもアドバイスやお手伝いのしようがありません。

子供が変わり始めるまで待つしかないんだと思います。

頭ではそれがわかっていても、なかなか難しいですよね。

だって、親が望むことはなかなか「やりたい」って言わず「なんで今それやるの?」みたいなことばっかりやりたがるから。

それに、自分がしたのと同じ失敗を繰り返そうとしてるんじゃないかって思える時ありませんか?

どうしても止めたくなります、そういう時は。でも子供はあれこれ口出しされるのが嫌いなもの。

でも親は何とかして子供には自分が歩んできたよりもいい人生を生きてほしいと望み、そのためにできることを精一杯してあげたい。

こういうすれ違いは悲しいですが、親の愛情は子供に対する好き嫌いの感情とは違うものだと思います。

自分の子供が嫌いでもちゃんと成長を見守ることはできるし、大人としてできるだけ子供を平等に扱うことはできると思うからです。

子供がちゃんと自立できれば親の役目は果たせる

親が子供を育てる目的は、子どもの自立ですよね。

自立とは、その子が一人で生きていくのに必要なスキルを身につけさせることだと思います。

必要なのは、健康な体とそれを維持するための知識、ある程度の社会常識と知識でしょうか。

親はそういうものを身につけさせるためにがんばるけど、あとは好き勝手にやってくださいという感じ(笑)

我が家では「高校・大学には行ってほしい。大学を卒業したら、いや在学中からでも自分でお金を稼いで生きてほしい。」とは時折話しています。

将来どうやってお金を稼いでいくか考えてくれてると思いたいけど、どうなのかな。。

家ではゴロゴロ転がってタブレットをひたすら眺めている長女を見ていると、本当に心配になります。

心配だから色々言いたくなるけどぐっと我慢。

私は家事に仕事に忙しいので、そんなに使える時間いっぱいあるなら私に頂戴よ!!ぐらいの勢いでうらやましくて。

お手伝いは遠慮なく頼んでみますが即断られてます自立のためのスキルだよ~と言ってみますが聞こえてないようです(笑)

自立しようとする子供と笑顔で話せる日がくるはず!

毎日学校に通って

勉強の楽しさに気づいて

他にもやりたいことがあってそれに打ち込んで

将来のために努力しながら

元気に暮らしている

これが私の考える理想の子供像です。欲張りですね(笑)

親友の長女も我が家の長女も、子育ての目的である「自立につながる努力」が親から見えないから、心配になるんですよね。

中学生になってしまったら、親の言葉に真摯に耳を傾けてくれることはしばらくないかもしれません。

でもきっと、これから娘が進んでいく道を応援する方法があるはず。友達も早く娘さんと笑顔で話せるようになるといいな

それを信じて、今はゴロゴロしたり反抗したりする思春期の娘たちを見守りましょう。

嫌いだとかイライラする自分の気持ちも素直に認めて、自分は何か楽しいことを見つけるとか、仕事に打ち込むのもいいですよね。

いつか自分の子供が自立して生活する道を見出した時には、精一杯応援したいと思います。

***2020年3月追記***

悩んでいた親友は、娘さんとの関係が目に見えて改善したそうです。

「なるべく余計なこと言わずに見守ることにしたんだ。そうしたら、少しずつ会話も増えて、関係が良くなってきたんだよね~」と言っていました。

「娘がイライラしなくなったら、私も落ち着いてきたわ。」とも。

良かった…!

まあ落ち着くまでには色々あったようですが、受験前に状況が落ち着いて何よりでした。

親友は「娘を嫌いと思ってたけど、そもそも自分のことが嫌いで許せてなかったかもしれないわ」とも言っていましたね。深いなぁ。

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思春期の子供にイライラ・・・見たいのは、笑顔なのに

またのご訪問をお待ちしております^^

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コメント

  1. 匿名 より:

    涙して読みました。
    ありがとうございました。

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