
目次
前回は自分がどうしてこのブログを始めることにしたか、きっかけとなった出来事について書きました。
今日は専業主婦15年の私にも仕事が見つかったときの体験。マザーズハローワークから勇気をもらったお話です。
⇩前回の記事はこちら。
私、ほめられた!?
自分のやりたいことを自分で決めて実行するぞ!と決心し、最初にしたことは「マザーズハローワークに行く」ことでした。
実はマザーズハローワークに行くと決心するまでに、とても時間がかかりました。
本格的な事務系の仕事でまずはパートで働き、正社員を目指すと目標は決めていました。
ですが、そもそも17年もブランクのあるアラフォー子持ちを雇ってくれる会社なんて、あるのでしょうか?
- 自分の体力は大丈夫なんだろうか?
- 私のPCの知識で仕事ができるんだろうか?エクセルもワードも基本的なことしかできない。パワポは使ったことがない。
- 民間の会社で事務職の経験がほとんどない。社会人としてのマナーは大丈夫かな?
考えれば考えるほど頭の中の疑問が膨らむばかり。ぐるぐる悩んでたんです。
でも夏休みのあいだ悩み続けても何も変わらなかったので、とにかくマザーズハローワークに行ってみました。
すぐに担当になる人と面談することになり、そこに現れたのは「こんな風に仕事したいなぁー」と憧れてしまうような、笑顔が素敵な颯爽とした人でした。
その人に履歴書や職務経歴書の書き方の説明をうけ、家に帰ってからは家事そっちのけでとにかく必死で2社分書いて、二日ほど経ってから内容を見てもらったのです。
その時に「yokkoさん!すごいです、この履歴書は素晴らしいですね。2社、傾向の違う会社向けに書いておられますが、特にこちらの履歴書がよくできています。私、読んで感心してしまったんですよ。なかなかこういうことは書けませんよ」と真剣に褒めてくれるのです。
素敵だなぁーと思っていた人に思いがけず褒められて、嬉しくて全身の体温が1度くらい上昇した感じになりました。
自信がなさすぎる自分が本当に嫌いでたまらなかったはずなのに、履歴書がちゃんと書ける自分がいた。
やったぁー!とちょっとだけ、がんばった自分を好きになれた気がしました。
自分がやると決めたことに精一杯真正面から取り組むことが大事なんだな、と。
そして適切な指導をしてくれた相談員の人への感謝の気持ちが湧いてきました。
雇ってくれる会社があった
とりあえず2通の履歴書を書き上げたので、2社に応募しました。
担当の方からは「今は5社面接しても採用されないのが当たり前の状況です。ですから面接までこぎつけなくても、採用されなくても、全然落ち込む必要はないですからね。がんばりましょう。」と言われていました。
2社のうち1社からは早々にお断りの連絡があったのですが、もう1社は面接してくれることになり、なんと!面接のあとすぐに採用内定となりました。
その会社は、あの「素晴らしい」と褒められた履歴書で応募した会社で、今も私が働いている会社です。
実は面接のときには、ハローワークで褒められたポイントには全く触れられませんでした。
私としては、会社への思いを込めた部分だったので気合を入れて準備し、アピールする気満々だったのですが、私の少々変わった職歴にばかり質問が集中しました(職歴については、また別の機会に書きますね)。
面接後すぐ内定をいただいた時には「え?あの、雇っていただけるんですか??(全然この会社の仕事とは関係ないことしか聞かれませんでしたが)」と思わず聞き返したほどです。
ベンチャー企業で人手が足りず、とにかくエクセルが使える人なら大丈夫、人物的にも問題なさそう、ということで採用になったそうで、10数年前に取得したエクセルの資格を拝みたい気持ちになりました。
実はもっと自分を好きになれるのかも
自分で決めて行動するのはとても勇気がいることですが、心配なことがあっても、えいやーっと思い切って行動することで道が開けることがあると身をもって体験しました。
無理だと思えることでも、「やる」と決めてやってみたら何とかなったということが本当に嬉しくて。
自分はお母さんや妻としてだけでなく、社会の中に居場所を求めてもいいんだと、なんだかあったかい風に背中を押されているような気持ちになったのを覚えています。
一歩踏み出せた自分が、またちょっとだけ好きになれました。
今日は、自分の行動を自分基準で決めるぞ!と決意して、マザーズハローワークに行き、自分のことが好きになれるかもしれない、と思った時のことを書きました。
次回からは、会社に入ってどんどん自分のことが嫌いになっていった日々について書きたいと思います。
⇩17年のブランクは甘くはありませんでした。