あんなに辛くて疲れた介護はお金を出して人に任せればよかった

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今日のタイトルを読んで、そっかぁ~ヨッコさん、介護たいへんだったね、と思って下さる優しいあなた。

私が経験したのは、介護業界の表現としては生活援助の部分がほとんどで、排泄のケアや食事の介助はほとんどしてません。

それでも辛くて疲れる介護だったんですよね、私にとっては。

本当に毎回気が進まなくて嫌で嫌でたまりませんでした。

あの時お金を出して人に任せればよかった、と今になって後悔してます。

今思えば、自分の人生を幸せにするためのエネルギーをかなり浪費してました。

私がしていたこと

介護保険の生活援助的な

私は当時、夫のおばの世話のために週1回彼女のマンションに通ってました。

叔母の家に着くと、通院のある日は病院に向かい、それ以外の日はお買い物に付き添い、帰りにランチを一緒に食べます。

荷物運び&歩行の見守りと支えをしていました。

数メートル歩くと休憩する、の連続で一人で外出して荷物を持ち帰るのは危なかったからです。

往復するだけでも2時間半かかる場所なので、子供の幼稚園のお迎えに遅れないかいつも心配で

帰りはよく走って電車を乗り継いでいました。

叔母の家に行く前日は、必ず電話をかけるんです。

独り暮らしをしていると曜日の感覚がなくなるらしく

せっかく行ったのに「今日は来る日だった?」ってすごく不機嫌な対応をされたりとかあったので

「明日行きますから」と電話します。

その電話も何回もかけないと出てくれませんでした。。

到着すると、まずお茶を勧められるので1杯飲みます。

叔母がたばこをふかし終わるのを待って出発です。

私は時間が気になるので早く出かけたいのですが、叔母はゆったりとお出かけを楽しんでいました。

どうして嫌だったか

一体この外出付き添いのどこに問題があるの?と思いますよね。

精神的に辛いんですよ。

叔母が話すのは、ひたすら妹夫婦(ヨッコ夫の両親)への恨み言なんです。愚痴なんです。

口が達者で話すのが大好きな叔母は、私に相槌を求めます。

マイナスのオーラ全開の愚痴を聞き、合いの手を入れさせられて一緒に4時間ぐらいすごすと

帰りの電車では放心状態です。帰宅してからもぐったりして、動きたくなくなります。

本当に精気を吸い取られてしまうんですよね。。

なぜ世話をしていたのか

別に叔母から頼まれていたわけじゃないんです。

でも当時の私は「本格的に介護が必要な状況になるのをできる限り遅らせたい」という気持ちがありました。

夫の妹はフルタイム勤務、夫も当然フルタイムで働いていたので、

私だけが専業主婦で時間が自由でした。

義母は元気でしたが叔母とは折り合いが悪く、世話はできません。

なので、介護状態になったら、自分が排泄の世話とか全てするしかない、と思い込んでいました

今考えると不思議です。

お金を出して世話をしてもらえばよかったんですけどね。

当時、そういう発想が全くできなかったんです。

放っておけばよかったのかもしれませんが、なぜかそれはできませんでした。

苦労の甲斐あって、彼女とはきちんとした信頼関係ができ

その後彼女が動けなくなってから色々なことを処理するのに非常に役に立ちました。

結果としては良かった部分もあるんです。

それでも当時の自分に言いたいです。

専業主婦だから自分が全部引き受けなくちゃいけないなんて、思わなくていい、って。

みんなハッピーでないと、意味がない

自己犠牲に酔っていたわたし

私がしたことは「自分は犠牲になってもいいから、それ以外の人を幸せに」すること。

でも、私はたった週1回のお世話が嫌で嫌で、習い事を二つも掛け持ちしてストレス発散に励んでいました。

もちろん趣味として好きなことでしたが、今考えるとちょっとのめりこみすぎというか

ストレスの反動が表れていたな、と思うんです。

自分だけ我慢するんじゃなく、例えばお金を出して人を雇って叔母の世話をしてもらえば

叔母は定期的にケアしてもらえるし、何より私の日常がもっとハッピーだったよな~と思います。

明日はおばちゃんちに行かなくちゃ、って嫌な気分になることもなかったし

おばちゃんの話を聞いて精気を吸い取られることもなかったし

自由な時間で仕事でもすればよかったのです。

夫や義理の妹を説得することが面倒だったというのもありました。

働こうかという気持ちがなかったわけではないんですが、自分の自己犠牲の姿勢に酔っていたんですかね~。

そういう気力がなかったです。

当時の私を支えてくれたもの

私はよく、帰宅すると友人宅にお邪魔してコーヒーを一杯ごちそうになっていました。

叔母は美味しいものが好きなので、ランチもちょっといいものをごちそうしてくれたりするんです。

もちろん一緒に美味しくいただくんですが、その間ずっと愚痴を聞かれます。

そこから解放されて味わう、友達が淹れてくれるコーヒーの美味しいこと!

私は叔母からとことんエネルギーを奪われてしまって、

誰かに自分を満たしてほしかったんですね。

当時長女は4歳の幼稚園児。次女はまだ生まれる前です。

それほど手がかかる年齢ではないけれど、

外で遊ばせる時には必ず見守りが必要ですし、夜はお漏らしもする。

夫は日曜夕方出勤すると土曜の朝まで帰ってこない忙しい職場で、

帯状疱疹が出て神経痛に苦しみながらも仕事を休もうとはしませんでした。

シャワーはあるし職場の床で寝る方が帰宅して往復しない分眠れるからといって

キャンプ用のマットや寝具を職場に持ち込んでました。

当然育児はワンオペで、家では私と娘のふたりきり。

こういう状況では、友だちに頼るしかなかったんです。

その時支えてくれた友人とは、今も親しい付き合いが続いています。

まとめ

あんなに辛くて疲れた介護はお金を出して人に任せればよかった、って言うけど

そんなことできるお金があるとは限らないでしょ?

家族だって反対するに決まってる!っていう反論がきそうですね。

私が伝えたいのは「介護をすることが、あなたの人生にとって絶対に欠かせない大切なことでないのなら、人に任せる選択肢もあるよ」ってことです。

自分の親の面倒を見るのが子供の当然の役目だ、と思う方はとりあえず自分でやってみたほうがいいです。

世間一般ではとか、嫁だからとかそういうことじゃなくて

あなたがやりたいか、やりたくないか

そこをまずちゃんと自分に正直になって見つめましょうよ。

自分がどうしても辛い、もういやだ~!と思う時は、お金を払って他人に任せるっていう選択肢もあるんです。

それを選ぶことを後ろめたく思う必要はないと思います。

サービスを利用するお金を稼ぐために働くほうが、よっぽどストレスが少なかったかもな~と思います。

ちなみに

最近は介護保険でうまくカバーできない、私が世話をした叔母のようなパターンでも簡単にお世話を頼めるんですね!

こんなサービスがありました♡

 

 

以前からあったサービスなのかもしれませんが、今ほど家事の外注化が進んでいませんでしたから、どうでしょうかね。

自分が人生で何を本当に実現したいのか

その答えがちゃんとわかっている人は

例えば私と同じ問題に直面したときに、迷わないと思うんです。

どこまで自分でやるか、自分がその問題に割けるリソースがどのくらいか、すぐに判断できると思います。

それって、とても大切なことだと思いませんか?

私は、自分の人生の目的が「よき妻いい嫁すてきなお母さんであること」だと思い込んでたので

自分がほんとうに望んでいることとは

ぜーんぜん違うことをやってきて、とても苦しかったんです。

回り道せずに、まっすぐに自分が手に入れたいものを手に入れましょう

人生計画書、作るといいですよ

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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