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驚いたことに、新学期開始直後に次女の担任の先生が退職されました!
担任が突然交代して不登校ぎみ小1次女とクラスの子どもたちは大丈夫かな?
と心配していたら、先生が違うとこんなに変わるんだ!!!と驚く変化がありました。その様子をお伝えします。
先生がいっぱいいっぱいだな、とは感じていたもののまさか退職されるとは。
本当に驚きました。クラスが荒れてることは知ってましたが。。
そのあたりはこちらをどうぞ→コンプリメントは効く!小1娘の不登校が直って親も気持ちが楽になる
突然のお知らせにびっくりした新学期前日
新学期前日に学校からメールが届いて
「1年2組の担任のA先生が体調不良のため退職されました。つきましては・・・」と翌々日に説明会が開かれるというお知らせ。
なにぃ!?ってかんじですよねー。
慌てて娘にそのことを伝え、翌日始業式に送り出しました。
とりあえずはベテランの教務主任の先生が担任になるとメールに書いてあったのでホッと一安心。
実は先生自身ふたりの娘さんが不登校だったという(!)なんとも心強い経験をお持ちの先生です。
これは、いいかも♪でも、肝心なのは我が子の反応。
初日を終えて帰宅したところで早速聞いてみると
「うん、大丈夫。(クラスの様子が)前よりずっとよくなったよ。」
という上から目線の感想が。。
そうですか。よくなりましたか。
娘がそう感じるなら、よかったな~
と、思っていたら翌日は・・・学校休んじゃったんですよね。
担任の交代で娘に一時的な疲れが
なんだかんだ言っても、慣れた先生とごすのと新しい先生と過ごすのとでは疲れ方が違ったんでしょうね。
今日は休みたい、って朝から全然登校する気がない次女。
「仕事、休まなくちゃいけなくなっちゃうよ。。学校行ってくれない?」
とつい言ってしまったものの(反省)
泣きそうな顔で拗ねてしまった次女を見て、仕事は諦めました。
次女の学校の欠席連絡は、連絡帳を学校に届けるという超アナログな方法です。
いつも迎えに来てくれるお友達に連絡帳をお願いして
その日はお家でノンビリ過ごしました。
担任の仕事ぶりがクラスと娘を変えた
実は2学期にママたちの間で「連絡帳の対応が全然いけてない!」と噂になっていました。
先生の違いが如実に表れていると思うので、違いを書いてみます。
退職されたA先生の対応
連絡帳は毎日学校に届けて、帰りにまた家に持ってきてもらう仕組みになっています。
A先生は連絡事項を書いてくれるでもなく電話がかかってくるわけでもないんです。
連絡事項を確認した捺印と了解した旨の1行が書いてあって、宿題やお便りが挟まれて戻ってくるだけ。
あるママは「病気が理由で5日間休んだけど、毎日届けるのがばかばかしくて途中でやめた」と言ってました。
でも『再登校したら「連絡帳は毎日出してください」って言われたんだよ、どうかしてるわ』と嘆いてました。
その話を聞いて、ちょっと考えこんじゃいましたね。
そのママの言い分はもっともだと思います。
子どもの様子を気遣う言葉とか、宿題のポイント、授業の様子などを伝えるための連絡帳ですよね。
A先生は目の前の授業中歩いてる子どもたちのことや何かでいっぱいいっぱいなんだな、と思ったのを覚えています。
その話のしばらくあと、2学期の終わりに娘が学校を休みました。
そうしたら、連絡事項を伝えるプリントが貼り付けられて連絡帳が返ってきました。
隣の席の子が予定を書き写し、違う子がメッセージを書いて色を塗ってくれたりとずいぶん手の込んだものでした。
そのあともう一回休んだんですが、同じ対応でした。おそらく娘が不登校ぎみなので手をかけてくれたのでしょう。
しかし他の人への対応とすごく差があるのもどうかなと思ったし、手間がかかって大変だろうなぁ~と思いました。
新しい担任H先生の対応
今度の担任のH先生は、連絡帳に先生自ら連絡事項を書いてくれました。
娘へのメッセージがかわいいメモにさらっと1行、カラフルなマステで貼り付けてありました。
1年生の子供の字は正直読みにくいし、正確なのか怪しい時もあるので確実な情報をいただけるのは助かります。
娘に対してもちゃんと一言添えられているのがすばらしい、と思いました。
A先生は、時折娘へのメッセージもありましたが毎回の対応がバラバラで波がありましたから。
翌日、H先生が「今日は1日ちゃんとがんばったね」とご褒美に特別なマステをはってくれた、と娘が喜んで帰ってきました。
さすがだ。。。親よりも娘の心をつかんでしまってます。見習おう!と思いましたね。
手間はかかってないと思います。でもちゃんと娘にも親にも、気持ちが伝わる対応です。
クラスと娘の変化
連絡帳だけでも周囲に及ぼす影響がこんなに違うのです。
授業の雰囲気も随分変わり「みんな静かになったから、ちゃんと授業がきけて楽しくなった」と娘が話してくれました。
驚いたのが授業参観後の帰りの様子です。
皆で一斉に帰る支度をしていて以前とは見違えるほど早い支度ぶりで感心したんですが、驚いたのはそのあとでした。
「先生、あれやりたいー!」という声があがりました。
「あれ、やるぅ?」と先生が言うと「やるやるー!!」とノリノリのこどもたち。
「じゃあみんな、準備してね」という先生の声で一斉にランドセルを背負い、廊下に並び始めます。
先生は先頭に立ち、ウサギのマペット(連絡係)を手に「しゅっぱーつ!」と言うと、何やら歌を歌い始めました。
子どもたちも一緒に歌いながら、階段を下りて昇降口に行進していきます。
先生も子どもたちも本当に楽しそうです。
わずか10日でクラスをここまで変えてしまった先生の存在におどろき、本当に感謝の気持ちが湧いてきました。
その気持ちを伝えると「最近これが子どもたちに人気なんです」と先生は笑っていました。
命の時間は本当にやらなくちゃいけないことに使うべき
A先生は、目の前のことに一生懸命取り組んでくださる先生でした。
校長先生もヘルプに入ったりして何とか仕事を続けられるよう説得を続けたものの、退職を決意されたのだとか。
説明会にも来る予定だったけれど、吐き気と頭痛がひどく出席できないとの連絡があったそうです。
職場がストレス源になってしまったんでしょうね。
A先生の仕事に対する姿勢を批判するつもりはありません。とても気持ちのやさしい先生でした。
でも
本当にやらなくてはいけないことは何か?をちょっと違う角度から考えていたら、退職しなくてもよかったのかも。
連絡帳の対応をどうするか、なんて先生の仕事のうちのほんのわずかな部分かもしれないですね。
でもそういうことがつもりつもって、先生の重荷になったんじゃないでしょうか。
わずかな対応のズレが重なって、父兄から応援してもらえなくなってしまったんじゃないでしょうか。
何か行動を起こすとき「本当に今やるべきことなのか?目的は何か?」を自分に問いかけることの重要性を学ばせてもらいました。
A先生、ありがとうございました。どうかゆっくり心と体を休めてください。
そしてまたご自身の幸せな未来に向かって進んでいかれますように。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。