名探偵コナン工藤新一に学ぶ!青山剛昌先生がつくるストーリーのすごさ

  • LINEで送る

目次

最近「名探偵コナン」にはまっているヨッコです。

今日は主人公の工藤新一を通して学ぶ青山剛昌先生が作るストーリーがいかにすごいかというお話。

スターウォーズシリーズやディズニー映画と同じ構造になってるんじゃないかと思うんです。

最近「名探偵コナン」を読み返したりアニメを見る機会があって、すっかりその魅力にはまっています。

最新刊が97巻ですが、私が単行本を読んでいたのは40巻が発売されてすぐの頃。

それから物語はかなーり進んで、赤井さん安室さんが大人気になってて驚きました。遅すぎるけど(笑)

青山剛昌先生が作ったストーリーのここがすごい

人の心をつかむストーリーのパターンを外さない

名探偵コナンは、怪しい取引を目撃して薬を飲まされ小学校1年生の体になってしまった高校生探偵、工藤新一が主人公の物語です。

このコナンの物語が”人の心をつかむストーリーのパターン”どおりの構造になってることに気づいて、うわー!青山先生すごい!!と感激したので今日この記事を書いてます。

人の心をつかむストーリーといえばハリウッド映画やディズニー映画を思い浮かべる人も多いんじゃないでしょうか。

実はそういった映画のストーリーには共通のルールがあるってご存知ですか?

「神話の法則」に共通するのは「神話の法則」

一言でいうと「神話の法則」なんですが、それが見事に名探偵コナンの設定にあてはまります

「神話の法則」とは“英雄の旅”のストーリーです。ざっと説明しましょう。

英雄はごく普通のどこにでもいる人として旅をスタートします。

高校生の新一が初登場した話では蘭とデートしてました。

そこで普通の人が越えられない境界を超えます。アポトキシン4869を飲まされ幼児化したところですね。

その先は試練の連続です。新一の場合は黒の組織との対決が試練にあたるでしょう。

協力者を得て次々と試練を乗り越えていくところも英雄の旅との共通点です。

元の世界に戻るためには境界の外にしかない霊薬などを持ち帰るのがお約束で、再び境界を超えるとき戦いになるパターンが多いです。

アポトキシン4869の解毒薬と黒の組織との決着がどうなるか気になりますよね^ ^

この法則は、たとえばスター・ウォーズの原作者ジョージ・ルーカスやディズニーの開発部門にも多大な影響を与えてきたとされるもの。

人の心をつかむ物語には神話の時代から共通するパターンがあって、名探偵コナンもそれを踏襲しているというのが面白いですよね。

青山剛昌先生もこの法則をご存知だろうと思いますが、パターンに当てはめたから絶対面白くなる、というわけではないとも思います。

押さえるべきポイントを押さえ、人の心をつかむ要素を盛り込んで面白いストーリーを作る力ってすごいと思います。

ストーリーの力が工藤新一の価値をさらに高める

実はストーリーには、エンタテインメントとしての面白さとは違う力もあります。

例えば2018年の劇場版映画「ゼロの執行人」の“安室の女”現象を神話の法則で考えてみましょう

名探偵コナン好き(日常生活

 ⇩

映画を見る(境界の外側の虚構の世界へ

 ⇩

安室さんのカッコよさに感激し他のファンとつながる。安室さんのことをもっと世の中に伝えたくなる。(試練、協力者

 ⇩

安室さんを100億の男にするべく映画を何度も見る(虚構の世界の物語から境界の内側の現実の世界に影響)

 ⇩

安室の女として暮らす(日常生活

というとらえ方をすると、安室の女のみなさんは自分たちをヒロインにするべく行動したという見方ができませんか?

感動的なストーリーには人生を変えるぐらい大きな力があってそのストーリーをマネしたくなるってことです

身近な例としては芸能人が「これ使ってこんなにお肌キレイになりました」って言ってる化粧品を使いたくなることとかですね。

名探偵コナンが秀逸なのは「ゼロの執行人」のエピソードが安室という”工藤新一の協力者の物語”だというところ。

超絶なんでもできる男にさえ手放しで賞賛される(神話の”協力者”にする)工藤新一は本当にすごいよね、という見方になりますから。

青山剛昌先生、すごすぎます。

青山剛昌先生は”誰よりも面白いマンガを描きたい”を追求し続けてる人

私は「俺は平成のシャーロックホームズになりてぇんだよ!」という、主人公工藤新一の言葉が好きです。

ちょっと考えてみてほしいんですが、もし自分がプロの漫画家になったとして

主人公に「シャーロックホームズになりたい!」と言わせるのって結構勇気が必要だと思いませんか?

”シャーロキアン”という言葉があるように、ホームズ作品のマニアは世界中にいます。

本格的マニアの批評に耐える作品を創れなければ、週刊少年サンデーでの宣言が掛け声だけになってしまいます。

とまあ、否定的に考えるとこういう言い方になってしまうんですが

自分はホームズファンを喜ばせることができる!いや絶対喜ばせる!と思って行動したのが青山先生なんでしょうね。

作中のトリックはすべて実際にやって確かめている、というのは有名な話です。

誰よりも面白いマンガを描きたい、ファンを喜ばせたいという先生の“本気”の象徴だと思います。

もともとミステリーが好きな人なら、情報収集は自分の趣味でもあるわけで、仕事が楽しくなりそう(笑)

そして面白い作品ができれば名探偵コナンは売れ、ホームズ作品も知られるようになり、ミステリー好きがどんどん世の中に増えていくでしょう。

漫画家にとっても読者にとっても間違いなく幸せな未来ですよね。

その未来を実際に作り上げた青山剛昌先生は、やっぱりすごいと思います。

まとめ

2019年は子供たちとコナン映画に行くため前売り券を買いました(^^)

子供と一緒に楽しむことがあるって、すごく幸せなことですね。

改めてそういう身近な幸せにも気づくきっかけをくれる名探偵コナン。本当に大好きです。

そして見るたびにストーリーのチカラと青山先生のすごさに感心させてもらってハッピーに♡

皆さんにもぜひ、見て&読んでいただきたいです。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

  • LINEで送る

コメントを残す


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください