親の対応例!泣いて学校に行きたくないという不登校小1娘に私が言ったこと

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昨年の今頃は、ちょうど娘が不登校を始めたころでした。

あれから1年。去年の1学期不登校ぎみだった娘は、とりあえず昨年2学期以降はほぼ毎日登校しています。

学校に行きたくないと泣く小学1年生の次女に私が言ったことを親の対応例としてお伝えします。

次女はたまに「今日は学校行きたくない。」といって休む日があります。

お姉ちゃんが中学校を休んだ日は、自分も休むと言って便乗しました(たぶん)。

明日は学校行けるといいね~というと「しょうがないなあ、元気になったら行くか」なんて言ってます(笑)

私はどこで学んでもいいよって伝えた

私は下の子が不登校になったとき、最初は絶対今の学校に戻ってほしいと思ってました。

でも色々な人に子どもの不登校の話をして様々な体験を聞くうちに

  • 今の学校が本当に嫌なら転校したっていいや~
  • 転校してだめだったら学校以外の場所でもいいや~
  • 今いる土地がいやだというなら離島でも山奥でもいいや~

という気持ちになって、泣きながら学校に行きたくないという次女に「今の学校やめてもいいよ」って言いました

割と早い段階のことで、多分学校を休み始めてから1か月も経ってなかったと思います

夫にもそう話したら「そうか、わかった」ってあっさりOKが出たんですね。

娘にはちゃんと「離島でもどこでも楽しく学べる場所を探してそこに行こう」っていう話もしました。

それで最終的には離島移住も視野に入れて、できるだけ今の生活に影響がない選択肢から順番に試していきました。

結局娘はお友達と離れたくなくて、自分から学校に戻っていきましたけど。

「行くならお姉ちゃんとお母さんが一緒だったらいいよ」と本人も言っていたのですが、そこまでいきませんでした。

大事なことは、まずは子供の気持ちを受け止めてあげることだと思います。

「学校に行きたくない」と言ってるんですから「そう思ってるんだね。じゃあどうしようか?」になるはずです。

自分の子どもが安心して他の子どもたちと過ごせる場所があって、そこでちゃんと学べることが大事じゃないかと思います。

今日気が付いたのは、そういう風に思える人はあまりいないのかもしれなということでした。

 

学校に行かなくていいよとは言えない人が多い?

友達の小学校高学年の息子さんについて悩みを聞いていたんです。

ゲームがしたくてしたくて特に週末は何時間も連続でやりたがるんだとか。

あまりに長時間ゲームをし続けるので、お父さんがゲーム機を隠してしまったそうです。

それで不満がたまり「ゲームをさせてくれないなら学校に行かない」と毎日のように言い続けているそうな。

それを聞いた私は『わたしなら「じゃあ一生行かなくていいよ、っていうかもう絶対行かないことにしたらどう?」って言うかな~』

と思わず言ってしまったんですね。

『「その代わり、勉強はしてほしいから学校以外のどこか学べる場所に通ってもらうよ」ってことでね』と。

そうしたら友達は『私はそんなこと絶対言えない』というではないですか。

『学校に行かなくていい、って言ったら本当に行かなくなっちゃいそうで。

自分の頭が固いのかもしれないけど、子どもが学校に行かなくてもいいとはどうしても思えない』と言われました。

絶対学校に行かなきゃダメなんてことはないと思う

絶対学校に行かなきゃダメかというと、私はそんなこととはないと思います。

実際に息子さんを東京シューレというフリースクールに通わせている方のお話を聞いたことがあります。

その方のお子さんは東京シューレをとても気に入っているそうで、毎日通ってちゃんと勉強しているようです。

そういう風に、集団の中に入って学べる場所があればOKじゃないかな~と私は思っています。

世界を見渡せば旅をしながらホームスクーリングをする子供たちもいるし、

今はスタディサプリやらMOOCやらネットで無料とか低料金で学べる環境が整っています。

完全に家にこもりきりになるんじゃなくて親子で家の外の人とリアルな世界でちゃんとつながる場があれば道はひらけると思うんです。

学校に行けたらそれに越したことはないけど、そうじゃなくてもいいんじゃないでしょうか。

大人になったときに「幸せな子供時代だった。親は自分の考えを尊重してくれたし、ちゃんと学ぶべきことは学べた。」

そう思ってもらえることが大切じゃないかな、って。

 

学校に行きたくないと泣く子どもに親が伝えるべきこと

「学校に行きたくない」と泣くのは、子どもにとってけっこう勇気がいるし辛いことだと思います。

そこで親が自分をどう受け止めてくれるのか、子どもも知らず知らず試しているのかも。

「学校に行きたくないんだね。わかった。今は行かなくてもいい。私はあなたを心配してるよ、体は大丈夫?心は大丈夫?」って伝わればいいと思います。

自分が「親から大切にしてもらった」という実感が薄いだけに(笑)、

親が自分を信頼してくれている、親が自分を心配してくれているってことがちゃんと伝わるのが大切だと思うんです。

何をすれば親の信頼や愛情が伝わるのかは、親子によって正解が違うかもしれません。

もっと発想の枠を広げてもいいんじゃないでしょうか。

私だって今のマイホームを離れたくはないですが、ここを貸して田舎に引っ越せば、今の収入でも何とか暮らしていけるんじゃないかと思います。

それで子供が「生きていくのは楽しい!」って思ってくれるならやってみるのもいいかなぁ~って。

自分は「親に愛されてない」と思ってたから娘にはそう思ってほしくない

わたしは毎日「早く寿命がきて死ねないかな」って思ってる子どもでした。

「親は親が望む通りの子どもを育てたいだけで、私がどうしたいかなんて全然気にしてない。

表面だけ親の言う通りにしていれば叱られずに毎日暮らせる。もう叱られるのはいやだからとりあえず親の言うことを聞いておこう。

でも毎日つまんないな。自殺はこわくてできないから、早く寿命がきて死ねないかな」って思ってたんです。

「早く死にたい」と思ってると、毎日が適当で自分に問題があっても解決しようなんて思いません。

全部その場だけうまく切り抜けられればOK. だって明日は死ねるかもしれないから。

そうすると毎日がますます辛くてつまらないものになっていくんです

「学校に行きたくない」という言葉の裏に、かつての私と同じ様な気持ちを抱えてる子もいるんじゃないかな。

コンプリメントもハグも、【親の愛を伝える】ための大切な方法です。

「親が自分の存在をちゃんと受け止めてくれた」ってことが子どもに伝わる手段だと思います。

誰かに信頼されている、心配されている、何を言ってもどんな自分でも受け止めてもらえるってことは前向きに生きるエネルギーになります。

友達の家でも子どもとのコミュニケーションをいい方向にもっていって、家族が気持ちよく暮らせるようになってほしいなと思います。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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コメント

  1. エビ より:

    不登校ワード検索で漂着しました
    たいへん興味深く読ませていただいています

    小1のHSC気質の娘が先生が怖くて不登校になりました
    娘をずっと見てきた私たち夫婦にとってはこの不適応は予見できていたことで、しかし娘は学校生活や社会生活に背を向けたい人間ではないので、どこか、もうすこし静かな…山村留学!?なんて以前から思っていたのでした
    でもやっぱりそんな考え方をする人はまわりにはいなくて(それも不登校の分際で!!(笑))
    この記事読んで、真剣に考えてる人ならやっぱありだよねぇと思いました(安堵)

    これからも記事を読ませていただきながら娘のしあわせ、家族のしあわせを考えていきたいと思います
    (西の魔女も読み返しました、つくづく、辛い気持ち、もどかしい思いに寄り添ってくれる名作ですね)

    助けられています、
    ありがとうございます(^^)

    1. ヨッコ より:

      メッセージに気づくのがとても遅くなってしまって申し訳ないです。

      私が書いたことを真剣に受け止めてくださって、ありがとうございます。とても嬉しいです。この記事を書いていた頃は、私も周囲に同じ悩みを抱える人がおらず悶々として日々を過ごし、色々なブログを読み漁っていました。

      この数ヶ月の間に、不登校の子どもを持つ親の会に参加したり、自分自身の趣味や仕事を楽しむことで随分と子供との関係も改善してきたんです。私の記事が少しでもお気持ちをラクにする手助けになって、エビさんご一家が幸せな時間を過ごされますよう願っています。

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