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前回のmarimekkoでちょこっとハンドメイド。即上がった職場のQOLで初めて自分の作った作品を公開しました。
自分大嫌いを変えたい私の幸せな思い出。記憶の中の布小物たちで詳しく書きましたが、
小学校低学年から布が好き、手作りが好きな私は時折手作りの作品を作って、お譲りしています。
先日とてもすてきなオーダーをいただいて作成した小物たち。
自分の価値に気づくきっかけをくれたものになりました。ぜひご覧くださいね。
カーテンの余り布から
私がコーチングを受けてきた友人宅には、とっても素敵なカーテンがかかっています。
後ほどページをご紹介しますが、ぜひご覧ください!ゆったりうっとり気分を満喫できますから。
そのカーテンは外国製で、外国の天井の高い建物にも利用できるよう、丈が非常に長くなっているそうです。
友人は都内のマンション住まいですから、天井高は決して高くはありません。
カーテンをオーダーした際に数十センチ丈をカットする必要があったため、余った生地をもらったのだそうです。
布好きの私が見ても、「手元に置いておきたい」気持ちになるのが納得の、本当に素敵な柄のカーテンです。
「そんなに布が好きで形にできるというなら、これで何か作ってもらえない?」と依頼を受けて、
あれこれ相談した結果、クッションカバーとミニポーチ、シューズポーチを作ることになりました。
私の作品たち
クッションカバー
オーガンジーのカーテンで作成したので、まずカーテンが2枚重ねてあります。
その下に淡いオレンジ色のボイルのカーテン生地。
それでも思ったより透けてしまうので、自宅にあった薄手のカーテンの余り布を最後にあてて、表はようやく納得の透け具合になりました。
問題は、この表にどんな生地を合わせるかです。
非常に繊細な生地なので、ファスナーを使う部分には使用したくありません。
別の、丈夫な生地で裏面を作ることが前提で生地屋さんを見て回りました。
童話がモチーフの柄なので、あまりキラキラした布を合わせると、よほど高級なものでない限りかえって安っぽくなってしまうかなと思いました。
そこで、あえて畝織の素朴な雰囲気のあるインド木綿にして、ちょっとエスニックな雰囲気を足すことに。異国のおとぎ話のクッションを目指しました。
思い通りの仕上がりになったと思います。
でも写真を撮るのって、難しいですね。。
ミニポーチ
友人がとても喜んでくれたのが、カーテンの見本生地で作ったポーチです。
15センチ×15センチほどの厚さや柄の違う小さい布が、何枚かありました。
透ける生地でポーチを作ると、中身が見えて便利なんじゃないかということになり、作ってみました。
仕上げはちょうちょの形の大きめのビーズ。
見本としてビンに付けられていた、最後の1個をゲットしました!
ファスナーのつまみにチェーンでつけてみると、このポーチに付けられるのを待っていたんじゃないか、と思うくらいぴったりでした。
残念ながら、写真は失敗してしまい、ちゃんと写せていないんです。ああ、もったいない。。
シューズポーチ
淡いオレンジ色のボイルをベースに作ったシューズポーチ。
ちょっと変わった作りになっています。
二つ折りになっていますが、開くと両方にポケットがあり、それぞれにシューズを入れます。
地面に置くのと同じ状態で、つま先の向きが互い違いになるようにポケットに入れます。
パタン、と二つ折りにして、紐で結びます。
細めのグログランリボンはほどけにくくて結びやすく、紐で結ぶので靴がこすれたりすることもありません。
シューキーパーを入れておけば型崩れの心配もないし、衣服の間に収納すれば、旅行の際に傷むこともないでしょう。
試作品を作った甲斐があって、こちらも思い通りの仕上がりになりました。
ステキなカーテンはこのブランドのものだった
今回は、そもそもの始まりからして、自分にとってワクワクする要素がいくつかありました。
とにかくまず素敵な布である、というのは大事なポイントです。
↓こちらが、そのブランドのHPです。
素敵な布を眺めて過ごす時間は、本当に幸せです(残念ながら、この会社のショールームはインテリアデザイナーの方などが利用するところで、一般の方は入れないそうですが。。)
そんな幸せな時間をくれる布は、余り布であってもなお幸せな要素に満ちています。
大好きな布を眺める幸せをずっと感じていられるように、身に付けたり持ち歩いたりしたい、そうしていつもハッピーな気持ちでいたいというのは自然なことではないでしょうか。
友人が喜んでくれたことで気づいた、自分の価値
そしてさらに、カーテンの余り布が材料だったことが、実は私のワクワク幸せな気分の一番大きな理由かもしれないんです。
残り物をこんなに素敵なものに変身させた私ってすごい!と思いたいんですね。
もう価値がなくなったかに見えるものに、もう一度大切な価値を与える、とでもいうのでしょうか。
自分大嫌いを変えたい私の幸せな思い出。記憶の中の布小物たちを読んでくださった方はお分かりかと思いますが、
わたしの初めての手作りは、家の中の余り布の箱からお気に入りを見つけて作ったリカちゃん人形のお洋服でした。
それ以来、新しい布に触れる機会がほとんどなかったので、
余り布の箱から見つけた布で自分の作りたいものを作る、という方法で手づくりを楽しんでいました。
小さい頃のその気持ちがどこかに残っているのか、
子供のお気に入りの洋服をクッションカバーにしたり、バッグのモチーフにしたり、上の子の洋服を下の子のワンピースに作り替えたりと、リメイクがとても楽しいんです。
今回のように、余り布が特別な作品として生き返った姿を見るのは、本当に嬉しいものです。
そして何よりも嬉しかったのは、作ったものを見て友人がとても喜んでくれたこと。
彼女は私が作ったものを買い取ってくれ、「私が作るものにはオリジナリティがあって素晴らしい!」と言ってくれたのです。
もし希望があるなら、ホテルなどで販売できるよう人を紹介するよ、とも言ってくれました。
今はハンドメイド自体への熱意がさほどないのでそちらは断ってしまいましたが、私は本当に嬉しかったんです。
自分が自分であることの価値を認めてもらえた!ということが。これまでにないことですから。
その時私は自分も心から満たされ幸せな気持ちになるのを感じていました。
自分の価値に気づくきっかけをくれたハンドメイドのオーダー小物たち、いかがでしたか?
布のほかにもリメイクの血が騒ぐ素材があるので、それについてもいつかまた書きますね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。