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前回までは、スーツ鎧の戦士に囲まれ、連日のミスの恐怖に耐えながら仕事に通う日々について書いてきました。
あー、自分が全然違う自分になれたらいいのに。
そう思っていた時に、「あたらしい自分になる本: SELF CLEANING BOOK」という、服部みれいさんの本に出会い、ホ・オポノポノを知ったのです。
自分を変えることができる!
この本で紹介されているホ・オポノポノが、私の暗い生活の中に差し込んだ、一筋の光となりました。
なぜ暗闇に差す光だったのか、というと
自分を変えることはできる
それは自分にしかできない
というメッセージを、ご本人の色々な体験を通してわかりやすく示してくれたからなのです。
ホ・オポノポノで気づいた、あたらしい自分になる方法
服部さんが変われたなら、私も変われるんだ!と思いましたし、当時の私は、
これ以上
自分のことが
嫌いになってしまうのが嫌
でした。子供がいなかったら、仕事から逃げ出していたかもしれません。
正社員になろう、と思ったのは安定した収入が欲しいと思ったからですが、それは教育費と老後の費用のためです。
どうしても逃げるわけにはいかないので、何とかして「自分がなりたい自分」になりたい、と本当に心の底から、全身で悲鳴を上げながら毎日考えていました。
「あたらしい自分になる本: SELF CLEANING BOOK」の中で特に私が興味を持ったのは、ホ・オポノポノです。
ホ・オポノポノの教えのベースは「今、目の前で起きている現実は100%すべてが自分の記憶(潜在意識)が現実化したものである」というもの。
それ、ほんと?と懐疑的な方もいると思いますが、人間の脳が妄想と現実を区別できない、ということは科学的に証明されている事実(これは、自分が以前読んだ本でたまたま知識として知りました)。
もちろん、現実に起きていることと想像しただけのことを区別できない、ということではなく、例えば脳内で「このコーヒーおいしいな」と考えるのも「別の豆なら、もっと苦みが強そう」と考えるのも、脳にとっては同じように記憶であるという意味です。
自分の記憶をクリーニングするために4つの言葉を使うことが現実の問題を解決する方法とされていて、何か気になることが心に浮かんだあとは
ありがとう
ごめんなさい
愛しています
許してください
といってクリーニングを行い、気になること(記憶)を消し去ります。
お気づきのように、これを意識し始めると、しょっちゅう「ありがとう、ごめんなさい、愛しています、許してください」と唱えることになります。
子供がぐずらないで保育園に行ってくれればいいのに。「ありがとう、ごめんなさい、愛しています、許してください」
卵焼きちょっと焦げちゃったな。「ありがとう、ごめんなさい、愛しています、許してください」
ちょっと!並んでる列に横入りしないでよ。「ありがとう、ごめんなさい、愛しています、許してください」
これを1週間くらいでしょうか、続けてみてふと気が付きました。
家事をしながらも、ベッドで眠っていても、子供の相手をしていても自分は頭のどこかでずっと仕事の事ばかり考えていたな、と。
仕事では失敗ばかりしているのですから、失敗の記憶を再生し続けているのと同じです。
つまり脳内では、毎日何十回も仕事の失敗が再生され、それは眠っていてもご飯を食べていてもお風呂に入っていても、ノンストップ連続再生だったのです。
オリンピック選手のイメージトレーニングを考えてみればわかりますが、自分は「失敗する自分」を毎日自分に見せ続けて、失敗を繰り返したというわけです。
でも、ホ・オポノポノを実践してみて、まず自分自身に負のイメージトレーニングをするのをやめることができました。これに気が付いたことは、私にとっては本当に目からウロコがポロリと落ちたかのうような、心の持ちようの転換点になりました。
こうして私は、本当にほんの少しだけですが、自分自身で自分を変えることができました!
ささやかすぎる一歩でしたが、自分で一歩を踏み出せたことがすごーーーく嬉しかったのを覚えています。
「自分がなりたい自分」を意識する毎日は楽しい
失敗の連続再生をやめて、自分がなりたい自分がどういう自分なのか、具体的にイメージし、必要なスキルを自分のものにしていくという目標ができてからは、本当に少しずつではありますが、仕事の失敗も少なくなっていきました。
自分を変えることはできる
それは自分にしかできない
というメッセージは本当にパワフルで、今も私に体の内側から湧き上がってくるようなエネルギーを感じさせてくれます。
おかげさまで今は「なりたい自分」のことをいつも考えて過ごしています。
私は、「なりたい自分」になろうとする自分が好きです。
毎日ほんの数ミリずつでも、「なりたい自分」に近づいているからです。
「なりたい自分」に向かって進み続けることが、まず一つ、自分を好きになるための方法だと思います。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。