縁あって金融関係の会社で働くことになったものの、経理関係の言葉が出てくると全く理解できなかった私。
自分の経費申請にも迷う始末で、これではいけない!と思い簿記3級の勉強を始めました。
簿記検定3級という強大な壁を打ち破り何とか合格するまでの勉強法とおすすめ教材をお伝えします。
最初本屋さんでテキストを手にしたとき「これはもうムリ。何書いてあるか読めないし理解できない。絶対ムリ」と思いました。
しかし、やらない限りはいつまでもできないままです。
なので決死の覚悟で簿記3級という高い壁に立ち向かいましたww
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簿記3級合格までに5つの壁がある
第1の壁:テキスト選び
テキストを買おうと思って本屋さんに行きましたが、どれがいいのかさっぱりわかりません。
学校の勉強だったら、これがよさそう!とか何かピンとくるのですが、簿記のテキストをめくってみても勘が働かないのです。
簿記のテキストや問題集は大きさも内容も様々。
結局amazonで一番評価が高かったテキストを選択しました。
↓それがこちら
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とにかくこれを読むことからスタート。
単元ごとに復習用の簡単な問題がついているのでこまめに知識の定着ができるのがいいところです。
ただし単元ごとの問題はあくまでも基礎知識の定着を目的とした内容なので、試験の練習にはなりません。
それがわかっていてもテキストの問題を一通り解けるようになるまで2か月もかかりました!!遅いですよね。なかなか理解できなかったんです。
テキストには本番と同じ形式問題が1回分しかついていないので、後から問題集を買いました。
第2の壁:テキストの解読
テキスト買った!さあやるぞーと思って早速開いて読み始めましたが、さっぱり頭に入りません。
いつの間にか頭が重くなって、かっくりこっくり。。
全然勉強にならず…。だって書いてあることの意味が全くわからない(笑)
仕方なく、音読ができるときには音読しました。
ビジネス文書検定の時のように録音もしてみたのですが、BGM効果が抜群に高く勉強になりませんでした。
とにかく数ページ読んだら関連の問題を解く、という風に眠気を追い払いつつ学習を実行。
15分とか20分ぐらいのすき間時間で短い単元をひとつ終わらせることに集中するとうまくいきました。
今考えるとある程度仕訳(しわけ:お金の使い道の記録方法)ができるようになったら、テキストの解読はそこそこに本番形式の問題集をガンガン解くべきだったと思います。
一通り読んだらとにかく問題集の問題を解きましょう。わからなくなったらテキストに戻ればOKです。
3ヶ月学習時間があるなら、理想的には最初の1ヶ月でテキストの内容を終えて後半2か月で問題集をひたすら解くのがおすすめです。
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第3の壁:問題のどこから解き始めればいいか謎
テキストを一度読破し、単元ごとの問題も何とか解けるようになったので過去問を解き始めました。ここで早速問題発生。
この問題をやる!と決めても最初にどう解き始めればいいか本気で解らないんです。
最初は「この帳簿にはこの欄にこういう数字が記載されているべし」というルールが身についてないからです。
勉強を進めていくうちに、ふむふむここにこの数字があるということは…と、資料をもとに穴あき帳簿を埋められるようになりました。
しかし、そうなるまでの道のりの辛かったこと(涙)
大きな問題の場合、一応解いてみて赤ペンで解答を書き込んだら1時間たっていたこともあるくらいです。
そこに救世主が現れました!問題の解き方動画が無料で見られるアプリです。
パブロフ簿記3級liteは試験対策の神!
↓↓↓こちらがブログ。アプリのダウンロードもできます。
「簿記3級」を選ぶと、たくさんの動画が見られます。
下書き用紙の使い方、電卓は左手で打つといいとか、費目を略語で書くとき間違えにくい書き方とかとにかく実際の試験で参考になる要素が盛りだくさん。
勉強はほんとに苦しかったのですが、自分もこうやってすらすらりーと問題を解けるようになりたい!という一心で、本当に一生懸命見ました。
見るとなんだか気分が上がって、自分もがんばればできるかもよ♡と自分を奮い立たせておりました。
YouTube動画は好みで選べる
最近は動画も色々ありますね。
こちらのふくしままさゆきさん動画シリーズがわかりやすいです。
簿記とはどういうものか?という基本的なことから始まるので、テキストを読むのが辛いときは動画から学習を始めるのもアリだと思います。
でもすぐにわからないところをチェックしたいときはテキストが便利です。
今はこういった学習用の動画がたくさんアップされているので、自分の好みで選んで繰り返し見るのも効果的。
できれば画面の歯車マークから設定をちょっといじって、2倍速とかスピードを速めてみるといいですよ。
聞き逃すまいという意識ができるのと、短い時間で繰り返し見られるので効率よく知識の定着ができると思います。
オンライン学習もおすすめ
最近になって知ったのですが、オンライン学習の講座が充実してきましたね。料金も以前よりかなり安くなってます。
もっと早く知ってれば申し込んだかも。
どれも料金体系や講座動画の内容など色々違うので、お試しで比べてから申し込んでくださいね。
◆ジャスネットキャリア
期間限定で簿記2・3級講座の動画が無料で見放題!キャンペーンをしていることも。
◆株式会社オンラインスクール
簿記に限らず色々な資格取得に興味がある方にはこれがおすすめ。
夜景検定って…?気になるw
こういう動画学習サイトなら、通勤電車の中でもテキスト広げる必要ないしサッとスマホを取りだして勉強ぽくなく勉強できますね。
短い動画なら、仕事の合間にトイレに立った時とかでも見てしまえそうです。
トイレで勉強するなよ、って?
勉強は人目のある所ではやりにくいことですから、私は5分程度ならこっそりトイレ学習に賛成です。
第4の壁:問題集選び
試験が近づいてくると、本番の試験に備えた準備をしたくなります。
当日の同じような問題用紙と解答用紙、そして制限時間での練習ですね。
解答が書き込まれてしまっているので、練習問題としては使いづらいんですよね。
簿記の試験は、帳簿に数字を書き込んで回答するタイプの問題も多いので、書き込んで練習する必要があります。
そこで受験の1か月前になってから「第154回をあてる TAC直前予想 日商簿記3級」を買いました。
それがこちら↓
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本番同様の用紙で雰囲気に慣れることができます。
コピーがとりやすい大きさと装丁なので、コピーして直接用紙に書き込みつつ勉強できるところが最高でした。
第5の壁:試験会場の設備と雰囲気
なんと、試験会場の設備のおかげで思わぬ苦労が!みなさま備えは万全にしてくださいね。
トイレの列
気合を入れて臨む試験ほど、会場に早くついて気持ちも体も準備万端にしたいですよね。
私は会場になる大学の駅に試験開始30分前につき、10分後には自分の席を見つけていたのですが、次に待っていたのは長ーい長ーいトイレの列でした。
受験者に女性が多かったのか女性用トイレの少ない大学なのか、とにかくどのフロアに移動してもトイレが長蛇の列。30人ぐらい並んでるんです。
席に戻ったら、試験開始3分前になっていました。ほっ。間に合った。。
受験される方、早めの到着は大事ですよ。
周囲の人が電卓をたたく音
隣の人が電卓をたたく音が速すぎて、わたし、遅いな。などと余計なことが頭をかすめます。
なんと、開始30分後に席を立った人がいました。。
電卓の音とか先に会場を出る人の動きにこんなに動揺するなんて―。と自分でも驚きました。
家で練習問題を解いた結果では、36点とか45点とか、とても合格には程遠い点数ばかりだったせいかも…
そんな状態でよく受験したね、と呆れられるところですけれど、結果は合格していたんです。
合格して思うこと
正直いって合格できるとは思っていませんでした。
1回の受験、しかもテキスト代以外お金をかけずに合格できて本当に嬉しかったです。
とにかく最後まであきらめずに、直前まで時間を見つけて必死に問題を解き続けました。
先ほどの問題集には、単語帳のように要点を復習できるカードがついています。
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